2010/08/29

獅子丸、保育園終了

お泊まり保育も無事終了し、約二ヶ月にわたる獅子丸の日本の保育園体験も終わった。

28日の朝8時過ぎにお迎えに行き、いつものようにどんな調子だったか、様子だったかを先生に聞きながら、涙が出そうになってしまった。

眠るときに、やっぱり淋しくなってしまったそうで、ちょっとうるうるしたみたいだけど、朝の6時までぐっすり眠ったようだ。

公園の水の流れる滑り台を何度も何度もやって、楽しんでいたらしい(滑り台から落ちて骨折したのにねえ、キミにはトラウマっちゅーもんがないんだろうか?)。

今まで保育園に預けていたモノ、そして獅子丸が描いた絵を(って、たったの2枚ですが)をファイルしてくれたり、出席を知らせてくれる手帳とか、いろいろいただいた。

ああ、そういえば木曜日には園全体で8月のお友だちのお誕生日会をやってくれて、獅子丸ちゃっかり参加。よかったよね〜。金色の厚紙で作ってくれた王冠やら手作りアルバムをいただきました。

なんか、こういうのってすごい日本って感じ。

また先生のコメントが泣けるんだな、これが。

「獅子丸が最初に保育園に来た日は七夕でした。短冊に願いコトを書きましたが「ニューヨークに帰りたい」でしたね。でもそれから保育園になれて「もっともっと保育園で遊びたい」というようになってくれましたね……」

とか書かれていて、ちょっと(涙)(笑)。

獅子丸、今朝も「どうしてニューヨークに帰らないといけないの?」とか言い出してさー。

おーい、まじっすか?

でもそれだけ楽しかったということなんだろうね。

保育園に行って、こんなことができるようになったよ。

●歯みがき:これはもう本当におっかけっこして、羽交い締めしてやっていた。それも毎日できなかったし。でも今ではちゃんと磨くようになった。保育園でもランチのあと、率先して流しに行っていたらしい。

●シャンプー:とにかく泣き叫んで大変だったのに、今では「今日、髪の毛洗ってもいいよ」と言って、風呂場の席に座って待っている。すごい。

●食事:かなりの割合で野菜、しっかり食べるようになった。なんかガツン、と野菜そのもの(キュウリやトマト)が出てくるとまだ苦手みたいだけれど、それでも大きめにカットされていても食べる。つーかさあ、保育園で出る食事は全部食べるけれど、それ以外はいやっていうの、やめてくれ。

初めて完食した日が4歳になった誕生日「先生、獅子丸、今日ごはん、ぴかぴかにするの」と言って、食べたんだって。なので、今でも「XXぴかぴかにする」といってがんばっている。

●洋服をきちんと着られるようになった:ほぼ毎日といっていいほどプールに入っていたから、どうやって着るのか教えてもらったみたい。ハンカチの折り方とかいつの間にか知っていてびっくらこいた。

それ以外にも、友だちと時間を決めてオモチャをシェアすることを覚えたり、今では何をするにしても、時計の針がどこどこを指したら(長い針が6になったら)、やめようね、次の行動に動こうね、ということができるようになった。

まー、ちょっと(かなり)親ばか入っているけれど、すごい成長ぶりだよ。
このままあと1年くらい、入れていたいですもん。

給食は皆が席についてから、お歌を歌って一緒に食べる。
(おててぱっちん、はい、皆さん、ご一緒に「いただきます」)

とにかくさー、みんなと一緒にやる、ということを覚えたのはいいことだと思うんだよね。
要は「我慢」を覚えたとでもいうのかな。

アメリカ人って、我慢が足らないといつも思うの、あたし。
とくにご近所ハーレムの子どもたちと生活していたときも、もちろんランチはみんなが席についてから、という決まり事はあったけれど、日本ほど徹底されていないというのかな。たまに先生がフライングしていたりして(苦笑)、なんだよ、それって思ったこと、多々あったし。

歌を歌うときには一列に並んで直立不動で歌っているのを見たときは「おーい、軍隊ちゃうからー」と思ったけれど、そういうことを学ぶのもいいかな、と。

とにかく相手のことを気遣う心って言うんですか?
うーん、なんかうまく言えないけれど、その状況をちゃんと読んで行動するということを、教えてもらったような気もするな。

アメリカ人って良い意味でも悪い意味でも「個人主義」過ぎるからね。
一応並んでもうるさいし(苦笑)。

いろんな意見があるだろうけれど、やっぱり幼稚園時代は日本式に全世界、したらいいよー。
そうしたらさ、授業中は静かにするってこと、覚えるよ(ハーレムの高校生たちはうるさかったよー。テストのときもおしゃべりしていたからねー)。

あとは、あたしがどこまでこれを継続できるかってこと。
なんかハンズやロフトにはかわいいシール、売っていないからちと困っているんだけれど、スタンプに替えてでもいいから

・あいさつはできたかな?
・お友だちと仲良く遊べたかな?
・お片付けはできたかな?
・ごはん、キレイに美味しく食べられたかな?

の4つをクリアしたら、あげる方向で行きます(鼻息荒く)。

食事に関しても、幼児食に関する本を3冊持っていて(それだけ悩んだんですわ)、誰かにあげようかと思っていたけれど、帰ったらフル活用させていただきます。

いい保育園でよかった。




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2010/08/26

獅子丸、お泊まり保育へ

7月7日から行きだした保育園も、今日、8月27日で最後。
最後の最後は「お泊まり保育」。
なんと今日は保育園で一泊お泊まりして、明日土曜日の朝のお迎え。

獅子丸、初めてのお一人様お泊まり。



初めて保育園を訪ねたときに、毎月いろいろなイベントがあり(7月は夏祭り)楽しそうだった。8月は獅子丸が通っているクラスの子どもたちのみ、一泊お泊まりをする、という企画がある。

「そうですね、慣れたらぜひ参加して欲しいのですが……」

と言われて、うーん、どうかなあ、なんて、その時は思っていた。

最初の頃は、当たり前だけど泣いて泣いて、ランチは食べない(お茶のみ飲んでいた)、昼寝のときも泣いて、それはそれは大変だった。

1ヶ月経った頃にようやくいろいろなことに慣れたのか、毎日楽しく保育園に通うことに。

「お泊まり保育、どうでしょうかね、獅子丸くん」と、申し込み書が回ってきたときに聞かれ、う〜ん。

「獅子丸、F先生とK先生と、お友だちと一緒にお泊まりする?」と聞いてみたら「うん!」と元気な声。

まーそうだよなー。
親が頭であれこれ考えるよりも、子どもって意外といろいろ平気にできちゃうもんだし、いつも一緒に遊んでいる友だちが一緒なら平気でしょう。

ということで、京王線に乗っておでかけして、ランチに戻ってきてお昼寝。
それから夕ご飯のお好み焼きをみんなで作って、花火して、お風呂に入って、おやすみなさい、となるみたい。

楽しそうじゃないかー。

おかんはおかんで、この夏、初! の1人夜。
なーにしよっかな。
知り合いのバーに酒でも飲みにいくか。

普通実家にいたら、親に預けてよなよな遊びに行くのでしょうが、ウチのおがき様は元気良すぎで、でもって頑固にかたくなだから、親じゃ手に余っちゃうんだよね。
年も70歳過ぎているから、ちょっと厳しいし。

ビバ、日本の保育園!
どうもありがとう!

明日は朝8時にお迎えだから(はえーなー(笑))、おかんも深酒できません(涙)。

短き夜を楽しみます。





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2010/08/24

あれ、鈴虫が、鳴いている……

お盆前の、いつ頃からだろうか。
10日くらいからだろうか。

夜、寝つくころに、窓の外から「りーん、りーん」と、鈴虫の鳴く声がする。

今、夜の11時30分前だけど、前の公園から、蝉、つくつくぼーし、そして鈴虫などの鳴き声が聞こえてくる。

日本に帰ってきて、7月に入るか入らない頃だっただろうか、木という木から蝉の鳴き声が聞こえ始めて「ああ、いいなあ」なんて思った。

獅子丸を保育園から連れて帰ってくるとき、桜並木を通り抜けるんだけれど、両サイドに蝉がいて、まさにシャワー状態。

蝉の鳴き声って、ニューヨークで聞いたこと、あったっけ?
アパートの前の公園から、もしかしたらつくつくぼーしの声を聞いたかもしれないけれど、こんなに大音響では鳴かないよね。

それに公園からは、土曜日は基本的にはアフロ太鼓の音が日が落ちた後の9時過ぎまで響き渡るし、あとは子どもたちの遊ぶ声。
車からは、大音響で流行りのブラックミュージック。
ご近所のおっちゃん、おばちゃんたちの声。
カースワード混じりで真夜中にケンカをしているカップルたち。

要は自然というよりも、人が作り出す「音」があふれ出ているのがハーレム。

それに対して、実家は……





すんごい静か。


あたしが住んでいた頃は、夜でももっと学生の声がしていたような気もするんだけれど、そうでもなかったのかな。

人の生活をする音に、街の中から聞こえてくる音楽に驚いたのって、もしかしたら、カリブ海に浮かぶドミニカ共和国に行ったときだったかもしれない。



なんだか静かすぎて気持ち悪いような、悪くないような。

でも外から聞こえてくる虫の声って、いいね。




と、


思いたいんだけれど、



実は鈴虫、大量に鳴いて、うるさい。

でもって、朝の5時から思いっきり鳴かなくてもいいから、蝉たち。


うるさくって、眠れない!



贅沢、だねえ。




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2010/08/21

ゴーヤ祭り開催中

もうかれこれ4年前から始めているらしいが、実家にゴーヤがなりまくり。
7月には実を見つけることが難しかったから「今年はダメかしら。おかしいなあ。去年はたくさん成ったのに」と言っていた母。

でも大丈夫。
8月に入ったら、あそこにも、ここにも、あ、あんなところにも!
つー具合に、ざくざく豊作。

もう毎日、マジで、冗談じゃなくって、毎日ゴーヤ食べています。
ゴーヤ嫌いじゃないけれどさー、もう限界値に達したよ!

2階までやってきているツタたち。

網戸に絡まって、そこにできたゴーヤたち。

もう、ジャングルだよね〜。

母曰く、今回は実がたくさん成ったせいか、大きくならない。小粒ちゃんサイズ。
でもって、早く取らないと「あっ」という間に黄色くなって、食べられなくなってしまう。


こんな色になっているって知っていた?


ゴーヤの黄色いやつ(いわゆる腐敗しているってことなんですが)、ちょっと魅惑的。
種が赤く膨張していて、黄色も山吹色で、亜熱帯な植物って感じ。

右のゴーヤは曲がってそれ以上大きくならない。




とにかく母は毎日、ゴーヤチャンプルーもどきを作ってくれるけれど、なんかね〜。

・ゴーヤとツナマヨサラダ。美味しかった。
・ゴーヤとトマトのスープ。スープにすると、ゴーヤの苦みがより強調される感じだった。調味料に一工夫しないと無理かも。
・ゴーヤのフリッター。用はカレー粉を入れてチップスのようにしてみた。これまたゴーヤの苦みがより強調された。

母がマヨネーズが嫌い、鰹節はいや、コンソメとかそういう添加物系はもっといや、な人でなかったら、もっともっといろんな展開があったと思うけれど、ま、仕方ない。

ゴーヤ好きな友よ〜。
次回会うときに持っていくからよろしくねー。

もうなんか、一生分食べた気分だわ。



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2010/08/18

海は広くてキレイだった

13年ぶりに日本の海♪ に友だちと行ってきました。

前の日に違う友だちとBBQやって寝るのが遅くなった獅子丸。
車で千葉の九十九里まで行ったんだけれど、案の定、乗って10分くらいで車に酔ってしまった。

薬局で酔い止めの薬を買ったら「5歳からの薬しかないですね。4歳は医師の診断が必要になります」と言われてもー、今すぐ飲ませないと海に行けない!

「何かあっても責任は取れませんので」
「それでいいです。何かあったら医者に行きますから」

って、日本のお薬は効きが弱いから平気。
1錠がつっと飲ませたら、また気持ち悪いと泣き叫びつつ、そのまま海に着くまで寝ていた獅子丸。ちょっと強行軍すぎかしらん?

そして海!
海と言えば、海の家!

でも駐車場入ったら、プレハブでできた似たような簡易海の家がずらりと横並び。
さてどうしようかなと言ったところに、よく焼けた兄ちゃんがやってきて「ウチへどうぞ! トイレもシャワーも使いたい放題です」と営業。
大人1000円、子どもは1人まけてもらって1人500円。

でもさー、トイレ使いたい放題って普通だよね?
それよりも毎回50円とか100円とか払わないといけないのかしらん??

初めての千葉の海はキレイだったー。


砂浜もキレイで、驚いた。

ビール瓶の破片とか、タバコの吸い殻が砂につっこんであるコニーアイランドなどに慣れているあたしにはきらきらまぶしかったよ。

「海開き前に大掃除するからね」
と一緒に言ったエノさんのお言葉。

うーん、ニューヨークでもぜひ。
やってもやっても汚す奴はあとを絶たないから無理か。

実は獅子丸、去年の夏にコニーアイランドでおぼれかかったことがあって、それから自分でだだだーっと海へ入らなくなり(当たり前)。
今回も海の中にはなかなか入らなかった。


砂遊びもそれなりに楽しかったようだし、ま、いいか。

でもお昼食べたら違ったね。


こんな感じで、ボートというのかな、に乗せてもらって、波乗りして遊びまくり。
九十九里って外房だから、思ったよりも水は冷たかったし、お盆過ぎた翌日ということもあってか、波もだんだん高くなってきたり。

2つ年上のKRくんが獅子丸と上手に遊んでくれて、でもって子どもと同じレベルで一緒に遊んでくれるエノさん。一緒に遊ぶのが楽しかったのか、波にのまれてものまれても何度も何度も波乗りに挑戦する獅子丸。

泣くかと思ったのに。

翌朝、食事しているときに、たたんである口拭きタオルで「見て、お母さん。ほら、これボートだよ。ざっぷーん」なんて言って遊んでいたから、よっぽど面白かったみたい。

コニーアイランドでああいうの、使えたっけ?
使えるんだったら来年、同じように遊ばせてやりたいなあ。

結局、監視員がいなくなる3時45分の5分前までめいっぱい遊んで、大人たちはサザエのつぼ焼き食べて(でかかった。でもって高かった)子どもたちはかき氷を食べ、友だちの実家が千葉市にあるから、そこに立ち寄ってシャワー浴びさせてもらって、ラーメン食べて、帰りは電車で帰ってきた。

獅子丸、電車の中で寝るかと思いきや寝ず、家に帰ってきて、絵本読んでコロリ。
よくがんばったな。

それにしても、今回海の家で食べたたこ焼き。
ありゃーまずすぎてびっくりもんだ。
だって冷凍のたこ焼きを揚げているんだよ??
あり得ない。
ありえなあああああああああい!!

でも獅子丸は最近たこ焼きにはまっていて、ランチとかき氷の後、また食べた。
しえー。
不思議。

あー、それにしても焼けたところがイタイ。
日焼け止め塗ったけれど、ビーチの日差しはやっぱり違うね。

いいの、いいの。
やっぱり焼けてなんぼですから。

また来年、行きたいな。



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2010/08/17

食玩『もじバケる』に雷うたれるほど感動した

先日海行ってきました(のちにアップ予定です)。

その時、一緒に行った友だち家族からオモチャをプレゼントされたんですが……こいつがすごかった。想像力を超えて〜です。

その名も『もじバケる













見た?
見た?
見た?
よおおおおっく見てね。

漢字が、例えば「犬」
これが犬に変身しちゃうんだよ。
そしてたったの100円という安さ。

アメリカで1ドルで買えるものとのクオリティーを比べて下さいよ。
すんごくない?

さっそく6種類集めて(笑)、作ってみたんだけれど、これ、まじすごい。
今回帰ってきて、いろんな意味でいろいろ驚いたりしたけれど、これがダントツかも。



アイディアとして「漢字がその漢字の意味のオモチャに変身するのって、面白そう」というのは、なんとなく出てきそうな気がする。

そこから、本格的に文字を探して(今回は、犬、魚、馬、竜、鳥そして虎の6文字)、それを立体にする、それも無理なく、子どもが作れるように。

でも売値は100円。

うううううううむ。

商品ができるまでのプロセスとか知りたいわあ。
なんで? と聞かれると、ちと困ってしまうけれど、ピックアップした漢字はどのくらいあったのか、試作品とか、うん、知りたいな、純粋に。

一応3歳以下の子どもには与えないようにとの但し書きがしてあるけれど、4歳児の獅子丸にはまったくをもって難しかった。

友だちの息子は6歳でパズルとかブロックなんかが大好きだけど、ちょっとてこずっていた。
でも一度作ったら、さくさくやっていたから、そんなに難しいものじゃないのかも。



それにしても、バンダイといい、トミカといい、うまい商売してるな。

ええ、我が家はトミカにやられっぱなしです(プラレールとしい、トミカカーといい……)。

でも逆に仕事したら、面白いかも。
うん。




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あまのじゃく

オカンは知らなかったよ、獅子丸がこーんなにあまのじゃくだったなんて!

いや、もしかしたらその傾向はニューヨークにいたときから始まっていたのかもしれない。
だがしかし、ここに来て本領発揮。

あたしの友だちでも、母や父が言ったことに対して、最初のお答えは常に

NO。
いやだ。
ダメ。

と否定形。

先日もそうだ。
昔バイトしていた、西麻布にあるタイレストラン『ライステラス』に当時一緒に働いていた人たちと集まって、その後、西麻布の交差点にある某カフェでお茶をした。
そこでニューヨークチーズケーキなるものを発見。
でもさ、すんごいちっちゃくって600円。たかっ。
場所柄そんなもんかもしれないけれど。


獅子丸、猛烈に「食べたい」攻撃。
うーん、そうえいばランチ、そんなに食べてないからね、ちょいとお腹空いているのかな。
「食べたいの、食べたいのおおお」と半泣き状態。
泣かれてもねえ。

と渋っていたら、友だちが「じゃあ、あたしが買ってあげるよ。でもじゃんけんして獅子丸が勝ったらね」という話になった。

「獅子丸はじゃんけんなんかしないのっ!」と反撃に出る獅子丸。

「Jちゃん(友だちの名前)は買っちゃだめなの、チーズケーキを買っちゃだめなのっ!」
「どうして、食べたいんでしょ? もういいよ、じゃんけんだけしようよ。そうしたら買ってあげるから」
「だめっ! お母さんしか買えないのっ!!! うわあああああああ(号泣)」

とまあ、こんな感じなのだ。

獅子丸のために、よかれと思ってオファーしてきてくれているのに、みーんな否定。

あーあ、そんなんじゃ人生損するぞー。

と、他人事のように観察してしまっているオカンなんですが。

ま、獅子丸もやっぱりいろいろとストレスもあるかもしれないし、幸いあたしの友だちはそんなことを言われても気にしないで、あの手この手で獅子丸の気持ちをくみ取ってくれている(ありがとう)。

もちろん、ウチの母みたいに「そんなあまのじゃくには何もしたらん」と、もはや相手なんぞしたらーん、という態度を取られてもいるけれど。
それはそれで、獅子丸は何かしら感じて大人の階段を上がってくれと思っている。

果たしてこのあまのじゃくなのは、4歳だからなのか(という説あり)、それとも日本だからなのか、ニューヨークに帰っても続くのか、こうご期待。




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2010/08/15

非国民

日本に住んでいた頃は、当たり前だけれど「夏」と言えば

●甲子園
●広島、長崎の被爆
●8月15日の終戦記念日

的なことがあった。

でも月日は流れ、13年目の夏を久しぶりに日本で迎えたけれど、気がつけばそういったことは、押し入れの隅へと押し込んでいる。



1995年の秋口、北京からシベリア鉄道に乗ってモスクワまで旅をしたとき、中国、ロシアの広大なる土地を見て「どうしてこんな広大なる土地に対して、大日本帝国は戦争をふっかけたのか」と思った。

そして今は、広島に原爆を落とし、8月15日、日本に対して敗北を受け入れさせる国に住んでいる。

彼らは常に「リメンバー・パールハーバー」と12月7日に叫び、翌日はジョン・レノンが殺害されたことに対して黙祷を捧げる。

彼らにとって、8月14日はとくに大切な日じゃないような気がする。
それよりもニューヨークに住んでいる人たちにとっては、これからやってくる9月11日のほうが、もっともっと、重要度合いを占めている。



高校野球は見なくなった。
いつも12時になると、試合中であっても黙祷が捧げられてこの時間。
今年は獅子丸を叱っていた。

被爆に対するドキュメンタリー、終戦を迎えるに当たってのドキュメンタリー、そういったことを見たいと思っていたけれど、気がつけば何一つ見ちゃいやしない。

あたしが今回、記憶鮮明的になったことと言えば、日航機墜落事故が25年を迎えたということ。

あの日から25年。
高校1年生だった、あの夏。
ダッチロールという単語を初めて知って、そして誰も彼もがふざけながら使い初めてしまった言葉。



月日は自分が思ったよりも早く流れている。

母国が世界で唯一の被爆国だから、とかいうのではなく、自分の両親を含め、その時に日本にいた人たちの言葉をちゃんと聞いて、そして一滴でも日本人の血が身体に流れているのであれば、伝えていくことって大切なんだろうな、と、ふと、漠然と思った。

なんて書きながら、なんて偽善者なんだーと思ったり。

だって、そんなこと、ツメのアカほども思ったりもしていないのに。
少しも考えなかった自分はなんて非国民。

でもいつか「爆弾を落としたことによって、そらー多くの人が亡くなっちゃったけれど、落とさなかったらこのまま戦争が続いたんだから、アレはオッケーっしょ」という、爆弾を落とした国と、「なんでいつも自分を正当化するんかねえ。広島見てみろよっ」と被爆を受けた国の両親を持ってしまった息子へのためにも、ちゃんと理解するべきなんだろう。

それが、非国民だなと痛感した自分への課題。




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2010/08/12

踏切

踏切実家のある近くを走っているのは京王線。
朝夕のラッシュ時にはかなり走っているので、いつも踏切の遮断機はおりっぱなし。
でもこれ、獅子丸的にはもえ〜な時間になりまして(笑)、すごく楽しい時間。




獅子丸が行っている保育園の建物は、井の頭通り沿いにあるので、踏切がすぐ。

初日、そしてその翌日、他の子どもたちがお昼寝しているときに、園長先生と電車を見に行った踏切。
保育園についた朝、踏切を駆け抜ける電車を見て、自分の気持ちにふんぎりをつけていた獅子丸。

すっかり慣れてしまった今では、朝、踏切を見ることもなく、元気に階段を上げって保育園へと行く。






もう一つ、好きな電車は世田谷線。
ここの踏切を自転車で駆け抜けて、京王線沿いを走って保育園へ行く毎日。

「世田谷線のプラレール、欲しいなあ」って、売っていないでしょっ。
江ノ電はあるけれど、う〜ん、世田谷線はないだろうなあ。
トミカのカタログにも載っていないし。

といっても、京王線もカタログに載っていないけれど、京王デパートで売っていたんだよな。
ということは、渋谷の東急デパートとかにいけばいいってことか?

それにしても、踏切ってなんだか不思議だな。
なんか、妙な魅力があるというのか、なんなんだろうね?

いろんなところで高架化しているけれど、ウチの近所はこのままで行って欲しいものです。





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2010/08/09

阿佐ヶ谷の七夕祭りに行ってきた

昨日の8月8日日曜日、阿佐ヶ谷の七夕祭りに行ってきた。

なんだか仙台みたいだね、1ヶ月遅れなんてさ〜と言ったら、誘ってくれた友だちが「うん、仙台の真似しているからね」とさらり。


あら、そうなの?

でも真似でもなんでもいいよ。

獅子丸に夏祭りを体験させたい!

と、意気込んでニューヨークからやってきたけれど、いざとなると、どこで祭りをやっているのかよくわからない。

それよりも、東京で夏祭りって行ったことあったっけ〜?

雑誌を買って調べたり、ネットで調べたりもしたけれど、よくわからない(笑)。
有名なものだと人が多くって、まだ小さな獅子丸を連れていくのにはちょっと厳しい。というか、人が多すぎて大人ががっつり疲れてしまう。

その点、この阿佐ヶ谷はよかった。
誘ってくれた友だちが獅子丸より3歳年上の男の子のお母さん。息子くんはすごおおおおく面倒見のいいお兄ちゃんで、獅子丸も懐いて、親がラクだった。あと祭りの規模も大きすぎず、かと言って小さすぎずでいいサイズ。


盆踊りとかないのは哀しいけれど、いいの、いいの。
とりあえず「金魚すくい」「スーパーボールすくい」「ヨーヨー釣り」に、かき氷を食べて、ラムネ飲んで、綿飴食べさせて、あとは出店の好きなモノを食べさせればいいんだもん。

初めての金魚すくいはもちろん(?)うまくいかず。
救えなくても1匹は必ずもらえる。
でも、翌日には亡くなってしまった……(涙)。

大人の人で、やぶれているにも関わらず、さくさく金魚をすくっていた人がいた。
彼のボールの中には15匹はいたね、金魚。プロですか?

価格が150円から500円の間を行ったり来たりで、思った以上に財布に優しくなかったけれど、獅子丸、大満足したからよし、ということで。

それにしても、歩きながら堂々とビールが飲めるっていいなあ(笑)。
たこ焼きをずっと食べたいと叫んでいた獅子丸は、やっとありつけた。
熱いのに口の中をやけどさせん勢いで食べていた獅子丸。美味しかったんだね。

↑懐かしいんだけれど、いまどきの子どもは知らないよね?
誰の選択で彼が選ばれたんだろう〜。気になる。
あとはWCで活躍した本田選手とかもあった。すごいな。

あとは近所の商店街の祭りを見て、花火だな。
花火だー。
これをやれたらこの夏、なーんの後悔もなし、だ。

ありがたいことに、獅子丸と友だちの息子くん、Kくんと仲良くなって、お家に泊まりたいとか言っているから、うむ、ちょっと花火を誘ってみようかな。




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2010/08/07

6番がいいの

世田谷区の三宿の交差点からすぐにある世田谷公園。
ウチからだったら自転車で約30分ほどの距離で、はっきり言って遠いんだけれど、ここにある『ミニカート』なるものが素晴らしいのだ。

いってみれば、足でキコキコ動かしながら動かすゴーカート。


小学校3年生まで利用でき、園内には狭いけれど専用道路がある.
信号やら横断歩道が着いていて、ミニ自動車教習所のよう。

見ているとかなり脚力が必要のようで、獅子丸、最初はまったくできなくって泣き叫んでいた。

前に進むはずが、後ろに行っちゃったりしてね。

「お母さん、押して」と叫ぶ、叫ぶ。
でもさー、前屈みになって押すのって腰が痛い。
なのでちょっとした坂道になったら足で蹴って押していた。

「足で押さないのっ」と、できない悔しさと暑さでキレていた獅子丸だけど、10分くらい経ったら自分でできるようになって、楽しそうにずーっと遊んでいた。

たしかその日は合計2時間くらい遊んでいたのでは?

2回目に行ったときは、日曜日。
混みまくりです。

でも、すごいの。
車が止めてある車庫の前に看板が立っていて、そこにに「待っている人がいたら、変わってあげましょう」「保護者の方も、協力してください」的なことが書いてある。

もちろん待つほうも列に並んで待つ。そうするとちゃーんと変わってくれるんだよね、コースを2周くらいしたら。

素晴らしい。
そんなこと、ハーレムの方たちにはありえない。

獅子丸は獅子丸で、全部で10台ある車のうち「今日は6番に乗りたい」とかなんとか言っちゃってさー、3番が来ようが9番が来ようががんとして動かない。
「すごいですね、その年でそんなこだわりがあるなんて」
「ポリシーがあることはいいことですよ」と、お先に失礼しますと言っていくお父さん、お母さんたち。

確かにそうかもしれないけれど、ただ待っているときの態度がよくないのだ、獅子丸の。

「あの子は6番に乗っちゃダメなの」とか、「獅子丸しか乗っちゃいけないの」など、ちょ一1人っ子のわがまま全開。

おい、こら、まてぇ。

ニューヨークの学校でシェアすること、学んでないの?
東京の保育園でシェアすること、学んでいないの?
自分のものは、自分のもの。他人のものは他人のもの。みんなのものは、みんなのもの。
世の中はお前を中心には動いていないって、教えてなかったっけ、あたし。

こんなわがままにオレは育てているのか? このガキを? 

と炎天下の中、1人ガツンと落ち込んで、もうぐったり。

でも、6番が来るまで他の人に抜かれても平気だし、6番に乗るために10分でも15分でも待つから、ある意味すごいと言えばすごい。
その頑固さ(諦めない気持ち)は失っては欲しくないけれど、たまには融通きかせませしょうさ。
でないと人生辛いぜ〜。

なんて、大人な意見?

こういったことがあると、他の親たちから「あら、乗れましたね」とか声をかけてもらえたりして、意外な交流が始まったりするのが、面白いところ。もちろんその日1日だけとはいえ、なかなか有益な時間がおかんも過ごせて楽しい。

でもなー、もしこれが近所の公園だったら「あら、また獅子丸くん来たわよ、今日は何番乗りたいのかしら」とか有名なガキになっちゃたりして。
日本のお母さんたちは優しいから、すぐ譲ってくれそうだしね。

でもそうすると獅子丸もそれに甘えちゃうから、こうやって2〜3週間に1回くらいちょろっと行って、自分の好きな番号になかなか乗れない体験をたくさんした方がいいんじゃないかと思うオカンなのである。

3回目の今日は、6番乗って、10番乗って合計1時間くらいで満足したようだ。


10番の彼がなかなか変わってくれなく、しびれを切らした獅子丸は自分で彼と交渉。

そうそう、次回からは自分で交渉するように。




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2010/08/03

日経新聞にて、NYCの幼児教育問題を再確認

日本に帰ってきて、何が楽しいかって新聞を読むこと。
新聞〜?
そんなのネットで読めるじゃーん、今のご時世。

なんだけれど、隅々まで読むと、ネットにはあがってこないような記事やらコラムがあって面白い。

そんな中、今日(8月3日)の日経新聞夕刊の世界の話題というちょっとしたコラム欄に『公立小も「お受験」景気停滞が影響?』というのが載っていた。

ニューヨークの公立学校はタダ。
なので地区によっては本当にレベルに差があって、住んでいるハーレムの公立学校のレベルは怖いくらいに低い。中にはいい学校もあるけれど、そこへ行くために学区へ入るべく引っ越しをしたりと、まあ、とにかく大変なのだ。

それと共にIQの高い子どもたちを発掘・育成する連邦政府プログラム「ギフテット&タレンティッドプログラム(GTプログラム)」というのがあって、小学校付属幼稚園に入るために4歳でテストを受けないといけない。

獅子丸の場合は、来年の9月から幼稚園なので、もしこのプログラムを受けるのであれば、この冬が勝負! なのだ。

ところが今年このテストを受けたのが約1万2千人で、枠は5校で定員はたったの300人。
そのテストを受けるための塾や家庭教師は盛況。
当たり前だよね。

ところでニューヨーク市は私立との併願者のことを考慮して、受験年齢を3歳に前倒しすることを検討しているとか。なので親たちの間で「Day 1 (生後1日目)から準備しよう」という、冗談のような合い言葉がささやき始めている。

というのが、ざっとした内容。

ニューヨークでは、とっても評判のいい(でもって高い)保育所に入るために18ヶ月待ちとかあるので、妊娠がわかったら申し込みをする、とウソだか本当だか、そういう話があるので、生後1日目から準備、というのはありえない話でもない。

ただこのGTプログラムへ行っている子どもたち、皆似たような子どもたちなので、教室の雰囲気がちょっと異様だという話があったり(つまり偏っているわけだからね)もする。

ハーレムの場合だと、公立学校のレベルがよくないので、チャータースクール(公立と私立が混ざり合った感じ。独自のプログラムを持っていて、基本タダ。プログラムがしっかりしている)がたくさんある。でもこれ、抽選制。なので当たらないと公立の学校へいかざるを得ない。

でも4歳でテストを受けたり、5歳で抽選。
そんな低い年齢で自分の人生が決まるというのは、なんちゅーところ。

もちろん、実力があって、辛抱強い性格だったら、高校で受験していいところへ行けたりもするだろう。でも、授業中、座ることができない生徒たちに囲まれたら、いくらなんでも勉強することへの情熱って萎えると思う。

獅子丸がまだ小さいから、途中で転校ができるのか、編入ができるのか(公私立ともに)ということはわかっていない。そういったオプション、欲しいよね〜。

ちなみにあたしの知り合いで姉弟をGTプログラム受けさせて見事合格させたお母さんがいますが、話を聞いていると、授業がすんごくよろしいようで(さらに通っている親たちが教育熱心)、やっぱり獅子丸に受けさせようかなーと、ふと考えたりしている。

それから今日の日経新聞に書かれたことをわかりやすくオカン友だちが書いているので、そちらもお読み下さい。

ああああ、帰ったらいろいろ資料、集めないとー。




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