大晦日の今日、起きてみれば、大粒の綿のような雪が本当に「ぼんぼん」降っていて、ありゃータイムズ・スクエアには行けないなあと思ったのだった。
去年からか、タイムズ・スクエアのスクリーンのスポンサーが東芝になって、なんでも日本時間で年が明けるときにカウントダウンをするので、年明け15分前に集合! みたいな広告がこっちの日系新聞に載っていた。
今、時差は14時間なので朝の9時45分ころってことだったんだけれど、この雪で辞めた。
個人的に、なんとなく大スクリーンで日本の夜が見られるのかなって思っていたから。
やっぱり除夜の鐘とか「行く年来る年」って懐かしいし。
できるもんなら紅白流してくれ〜って、それは無理だけど(笑)。
10年目の大晦日をニューヨークで迎えたわけだけど、雪が降った日ってあったかな。
今年はここ数年に比べてちょいと寒い。
*
大晦日だから何をするわけでもなく、簡単な掃除をして(って、いつもと同じ程度)、年越し蕎麦ならぬランチに蕎麦食べて、夜はカレー。
元旦の明日はおせちならぬ、ちらし寿司でも作って食べようかと。
あとは!
今まで行きたい、行きたいと思っていた日系の寺に行ってみる予定。
書き初めとかできるらしい。
獅子丸に、日本の文化を教えないと、と思いつつ、なんか一人でがんばってもなあって感じ。やっぱり友だち家族も巻き込んで毎年持ち寄りおせちにすごろくにかるたとかやらないとダメかしらん。
*
2009年も、あと2時間を切った。
今年は何をしたかと言えば、獅子丸を出産してからいつになく本をたくさん読んだということか。
英語の本も久々に何冊か読んだけれど、来年はもうちょっと英語の本を読みたいと思う。
ちなみにレベルとしてはヤングアダルトと言われているジャンルで、ハリーポッターもこのジャンルに入る。つまり、15歳前後の子どもたちが読むくらいのレベル。これくらいだと、もちろん辞書をひかないとわからない単語も多いんだけれど、ひかなくても読めるって感じ。
日本語の本は、こちらの図書館に入っているので月に2回くらいのペースでだいたい3冊くらい借りてきてという感じ。
それなり(?)に賞を獲った本とか置いてあるんだけれど、なかなか新しい作家に挑戦はできないのが哀しいような、なんだかな。選択権があるようでないようで。
でもまあ、やっぱり村上春樹をたくさん読んだかな、やっぱり。
来年は、今年以上にやることがたくさんあるだろうから(つか、今年は結局何もしてなかったような気がするな)、タフな1年になるんじゃないのかしらん。
雨で濡れた道路を蹴っている、車の音が窓の外から聞こえてくる。
獅子丸も、ぼくちゃんも眠っている。
とりあえずテレビでもつけてタイムズ・スクエアの様子でも見てみようか。
それとも図書館から借りてきた、村上春樹の訳本を読もうか。
ハーレム生まれ育ちの旦那ぼくちゃん(仮名)と、2006年8月生まれの獅子丸(仮名:黒人と日本人とのミックス)とスケッチなんかやっているakitsunの、akitsun流ニューヨーク生活日記。
2009/12/30
ピザ王
獅子丸の好きな食べ物は、なんといってもピザ。
外を歩いていて[PIZZA]という看板を発見しようなものなら
「お母さん、ぼくの好きなピザがあそこにあるうううううううう」と叫ぶ。
離乳食を始めたときからひたすら米ばかりをあげてきたのに、やはりアメリカーン文化には勝てないのか、ピザに浸食。
ううううう。
先日もロックフェラーセンターに飾ってあるクリスマスツリーを見に連れて行き、とても寒かったのでそのあたりにある日本食レストランで「おうどんでも食べようか?」「うん、獅子丸、うどん大好き」と言った会話がなされたのに、な、の、に、行った場所はピザ屋。
「お母さん、お母さん、待って、待って、待って。ぼくの好きなピザって、ほら、書いてあるからあああああああ」
と、扉の前から動かなかった。
反対に引っ張られましたよ、3歳ほぼ5ヶ月の息子に。
「お母さん、ぼく、ペペロンチーノね」
へいへいへい。
じゃあ、おかんはベジタブルに。
大好きなピザを食べられて、獅子丸、にっこりにこにこ。
ああ、よかったね。
と思ったら
「もっと」
とな。
へ?
もっと?
あんた、今、スライスまるまる1枚喰ったんよ?
さらに腹が減っているとな?
「うん!」
ということで、もう一枚、いわゆる「スライス」を買って与えたら、
おおおおおおおおお
もう一枚、完食、です!
今までそんなに食べたこと、あったっけ。
なんかすごい食欲じゃないの……。
お米、確かに茶碗2杯とか食べたことあるけれど、ピザ2枚のほうがもっと多いもんなあ。
朝から「ピザ食べる」と叫ぶ日も、そう遠くなさそうだ。
外を歩いていて[PIZZA]という看板を発見しようなものなら
「お母さん、ぼくの好きなピザがあそこにあるうううううううう」と叫ぶ。
離乳食を始めたときからひたすら米ばかりをあげてきたのに、やはりアメリカーン文化には勝てないのか、ピザに浸食。
ううううう。
先日もロックフェラーセンターに飾ってあるクリスマスツリーを見に連れて行き、とても寒かったのでそのあたりにある日本食レストランで「おうどんでも食べようか?」「うん、獅子丸、うどん大好き」と言った会話がなされたのに、な、の、に、行った場所はピザ屋。
「お母さん、お母さん、待って、待って、待って。ぼくの好きなピザって、ほら、書いてあるからあああああああ」
と、扉の前から動かなかった。
反対に引っ張られましたよ、3歳ほぼ5ヶ月の息子に。
「お母さん、ぼく、ペペロンチーノね」
へいへいへい。
じゃあ、おかんはベジタブルに。
大好きなピザを食べられて、獅子丸、にっこりにこにこ。
ああ、よかったね。
と思ったら
「もっと」
とな。
へ?
もっと?
あんた、今、スライスまるまる1枚喰ったんよ?
さらに腹が減っているとな?
「うん!」
ということで、もう一枚、いわゆる「スライス」を買って与えたら、
おおおおおおおおお
もう一枚、完食、です!
今までそんなに食べたこと、あったっけ。
なんかすごい食欲じゃないの……。
お米、確かに茶碗2杯とか食べたことあるけれど、ピザ2枚のほうがもっと多いもんなあ。
朝から「ピザ食べる」と叫ぶ日も、そう遠くなさそうだ。
2009/12/28
人差し指のなぞ
手荒れの激しいあたし。
とくにお湯を使う今の時期には、何をするにしてもゴム手袋は手放せない。
んだけれど、なんか不思議ななぞが渦巻いているん。
真新しいのを使い始めて1週間もしないうちに、右手の人差し指の先のあたりに、わずか2ミリくらいの切り込みを発見。
また?
と、まさに首をがっくり。
というのも実はここ半年、買えど買えど必ず同じような現象が起きている。
今までの最短記録は2日。
ゴムの薄さや厚さなんて関係なし、値段も関係なし。
それもキッチンで使っている手袋のみに起こる現象。
まさか包丁を使っているから? と思ったけれど、そんな先端に2ミリくらいの切り傷なんてつけないでしょ〜、いくらなんでも。
ということで、昨日の夜も皿を洗いながら、なんだか右手の人差し指あたりが濡れているなあと思ったら、案の定、いつものような切り込み発見。
デジャブ。
ではなかった。
ということで、我が家にはまだまだ使える左手がたくさん、行き場を失った幽霊のようにさまよっている。
しかし一体なんなんだろうなあ。
とくにお湯を使う今の時期には、何をするにしてもゴム手袋は手放せない。
んだけれど、なんか不思議ななぞが渦巻いているん。
真新しいのを使い始めて1週間もしないうちに、右手の人差し指の先のあたりに、わずか2ミリくらいの切り込みを発見。
また?
と、まさに首をがっくり。
というのも実はここ半年、買えど買えど必ず同じような現象が起きている。
今までの最短記録は2日。
ゴムの薄さや厚さなんて関係なし、値段も関係なし。
それもキッチンで使っている手袋のみに起こる現象。
まさか包丁を使っているから? と思ったけれど、そんな先端に2ミリくらいの切り傷なんてつけないでしょ〜、いくらなんでも。
ということで、昨日の夜も皿を洗いながら、なんだか右手の人差し指あたりが濡れているなあと思ったら、案の定、いつものような切り込み発見。
デジャブ。
ではなかった。
ということで、我が家にはまだまだ使える左手がたくさん、行き場を失った幽霊のようにさまよっている。
しかし一体なんなんだろうなあ。
2009/12/27
水漏れ
「大変だ、すごいことになっている!」
朝、お風呂を入ろうとしたぼくちゃん(旦那)が叫んだ。
何ごとかと思えば……あら、天井からお水がぽつぽつ、雨漏りしているかのように落ちてきている、それもちょうど電球カバーの間から。
このままつけていたらショートしてしまうかもしれないから、とりあえず消して。
「おかしいと思ったんだよな。昨日、シャワーを浴びようと思ったら、壁にぷっくり水ぶくれみたいなのができているし、ここの(と、鏡の下にある石鹸置き場を指して)ところに水はたまっているし、何なんだろうと思っていたんだよ」
確かにあたしも石鹸置き場にどうしてこんな汚い水が、とは思ったけれど、まさか、水漏れしているとは思わなかった。
天井から水漏れ、と言えば、下の階に住んでいるSが常連さん。
去年1年で何度キッチンの天井が落ちたことか。
水漏れする度に「Oh, comoooon, どんな使いかたしているのよ」と半分諦められたような言い方をされ。でも、うちじゃないとわかって落胆。
でもってケチな大家からも電話でいやみったらしく「ベイビーが水を浴槽の外に出して遊んでいるんじゃないのか?」と言われ。
ふん、あたしに言わせりゃ、ろくに免許も持っていない、もしくは持っている人プラス持っていない適当な奴らのコンビネーションプラマー(配管工事をする人)を呼んで安く仕上げようとした結果じゃないの? 自業自得でしょ。
だってプラマー、ウチにやってきては「おかしいなあ、キミのところには異常はないね」と言って、でも何かをしないといけないからバスタブと壁の間にシリコンをべったり塗って帰った。
シリコンが山盛りになっているところが多いので、乾くまで入っちゃだめだよと言われていたけれど、そんなん我慢できまへん。
また他の日にはキッチンシンクの下の扉を開けて「この壁の向こうから水が流れる音がする」と言って、早朝から工事。
確かにすごい勢いで水が流れて行っていた。ダムの決壊が切れたような流れ方だった。
パイプを直して、でも壁は今すぐは直せないからと言って、黒い込み袋で簡単に修復して……2ヶ月くらいほおって置かれた。
そんなプラマーたちだから、いくら天井を表面的に直しても、根本的解決にはなっていないんじゃないかと思っていたら……クリスマス前日、つまりイブに、またSのところで天井から水漏れして……。
ああ……。
*
「話はわかった。なんで水漏れしているのか」
上の階に住んでいるGおばあちゃんの旦那さん、Aじーさん(獅子丸はグランパAと呼んでいる)の話によると、どうやら原因は屋上のどこかに亀裂が入っているのではないかということ。
あたしの住んでいるアパートは4階建てで、1階と4階に住んでいる人たち(AとGは4階に住んでいる)は何も被害には遭っていない。
ところが、2階に住んでいるSと3階に住んでいる我が家とお隣のAは被害に遭っている。
それもパイプの調子がおかしいから、我が家は洗面台にずっとお水がたまっていて、水が引かない状態。
どうやらお隣のAも下のSも同じ状態らしいのだ。
いろいろいろいろあって、大家さんは同じだけど、もういい年で、今年の夏は病気で入院していたこともあってか、マネージメント会社にアパートのことを頼むことになって2ヶ月。
新しいスーパーは「いつでもどんなにくだらないことでもいいから電話して」と、仕事もさくさくしてくれて「ああ、やっと春が来た♪」と思っていたのになあ。
「マネージメントが変わったって、雇う人間が同じで意味ないのよ。だからあたしが自分で天井をなおしたのに……」とはSのお言葉。
がーん、まじっすか?
さっそく他の用事もあってマネージメント会社に電話したら留守電だし、メッセージ残す時間少なくって自分の電話番号を言えなかった。なのでスーパーに連絡をしてみた。
「うん、キミは2号室に住んでいるミス○○だね。うん、わかっている、わかっているよ。ちょっと上司に訊いてみるから……」と言ったきり連絡なし。
確かに今はホリデーシーズンまっさかりだし、仕事停滞し気味なのはわかるけれどー。
アメリカって、本当、こういうことにイライラさせられるわ〜。
そういえば出産前、バスルームにきのこが生えたことがあったっけ。
かれこれ3年以上前の話だから、そのくらいから屋上、おかしかったのかもしれないね。
朝、お風呂を入ろうとしたぼくちゃん(旦那)が叫んだ。
何ごとかと思えば……あら、天井からお水がぽつぽつ、雨漏りしているかのように落ちてきている、それもちょうど電球カバーの間から。
このままつけていたらショートしてしまうかもしれないから、とりあえず消して。
「おかしいと思ったんだよな。昨日、シャワーを浴びようと思ったら、壁にぷっくり水ぶくれみたいなのができているし、ここの(と、鏡の下にある石鹸置き場を指して)ところに水はたまっているし、何なんだろうと思っていたんだよ」
確かにあたしも石鹸置き場にどうしてこんな汚い水が、とは思ったけれど、まさか、水漏れしているとは思わなかった。
天井から水漏れ、と言えば、下の階に住んでいるSが常連さん。
去年1年で何度キッチンの天井が落ちたことか。
水漏れする度に「Oh, comoooon, どんな使いかたしているのよ」と半分諦められたような言い方をされ。でも、うちじゃないとわかって落胆。
でもってケチな大家からも電話でいやみったらしく「ベイビーが水を浴槽の外に出して遊んでいるんじゃないのか?」と言われ。
ふん、あたしに言わせりゃ、ろくに免許も持っていない、もしくは持っている人プラス持っていない適当な奴らのコンビネーションプラマー(配管工事をする人)を呼んで安く仕上げようとした結果じゃないの? 自業自得でしょ。
だってプラマー、ウチにやってきては「おかしいなあ、キミのところには異常はないね」と言って、でも何かをしないといけないからバスタブと壁の間にシリコンをべったり塗って帰った。
シリコンが山盛りになっているところが多いので、乾くまで入っちゃだめだよと言われていたけれど、そんなん我慢できまへん。
また他の日にはキッチンシンクの下の扉を開けて「この壁の向こうから水が流れる音がする」と言って、早朝から工事。
確かにすごい勢いで水が流れて行っていた。ダムの決壊が切れたような流れ方だった。
パイプを直して、でも壁は今すぐは直せないからと言って、黒い込み袋で簡単に修復して……2ヶ月くらいほおって置かれた。
そんなプラマーたちだから、いくら天井を表面的に直しても、根本的解決にはなっていないんじゃないかと思っていたら……クリスマス前日、つまりイブに、またSのところで天井から水漏れして……。
ああ……。
*
「話はわかった。なんで水漏れしているのか」
上の階に住んでいるGおばあちゃんの旦那さん、Aじーさん(獅子丸はグランパAと呼んでいる)の話によると、どうやら原因は屋上のどこかに亀裂が入っているのではないかということ。
あたしの住んでいるアパートは4階建てで、1階と4階に住んでいる人たち(AとGは4階に住んでいる)は何も被害には遭っていない。
ところが、2階に住んでいるSと3階に住んでいる我が家とお隣のAは被害に遭っている。
それもパイプの調子がおかしいから、我が家は洗面台にずっとお水がたまっていて、水が引かない状態。
どうやらお隣のAも下のSも同じ状態らしいのだ。
いろいろいろいろあって、大家さんは同じだけど、もういい年で、今年の夏は病気で入院していたこともあってか、マネージメント会社にアパートのことを頼むことになって2ヶ月。
新しいスーパーは「いつでもどんなにくだらないことでもいいから電話して」と、仕事もさくさくしてくれて「ああ、やっと春が来た♪」と思っていたのになあ。
「マネージメントが変わったって、雇う人間が同じで意味ないのよ。だからあたしが自分で天井をなおしたのに……」とはSのお言葉。
がーん、まじっすか?
さっそく他の用事もあってマネージメント会社に電話したら留守電だし、メッセージ残す時間少なくって自分の電話番号を言えなかった。なのでスーパーに連絡をしてみた。
「うん、キミは2号室に住んでいるミス○○だね。うん、わかっている、わかっているよ。ちょっと上司に訊いてみるから……」と言ったきり連絡なし。
確かに今はホリデーシーズンまっさかりだし、仕事停滞し気味なのはわかるけれどー。
アメリカって、本当、こういうことにイライラさせられるわ〜。
そういえば出産前、バスルームにきのこが生えたことがあったっけ。
かれこれ3年以上前の話だから、そのくらいから屋上、おかしかったのかもしれないね。
2009/12/20
Holiday and Train
グランドセントラル駅内にあるトランジット博物館で、ホリデー期間限定のディスプレイ。
子どもだけでなく、大人だってたのしい。
3歳の息子は、二度目だったこともあるけれど、思ったほどの執着はなし。
それでも30分はいたと思う。
いつもなら、そんなに混んでいないトランジット博物館。
この時期の混みようは年末を思わせる。
2009/12/07
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