2010/06/30

運のある人、ない人

日本のテレビ、とくにワイドショーは朝から青色、日本チームの話ばかり。
PKで負けたとはいえ、スコア的には0-0だったわけだから、負けて帰ってくるわけじゃない。

それにしても、本当に侍ブルー一色。
すごすぎ。

アメリカも母国の選手が勝ったら、確かに「これでもかっ」ってくらい、番組で取り上げるけれど、でもここまで、どのチャンネルを見ても同じというのは、なかなかないのではないだろうか。

もちろん国の広さとチャンネル数の違いというのもあるんだけれど。

ある番組だと「いまだから明かす、岡田監督の軌跡、信念」みたいな特集をやってみたり、あの手、この手で視聴者の興味をひいていた。

母なんてすっかり手玉に取られて「岡田監督が最初監督に就任したときはね、選手から変人扱いされていたのよ。それはね、うんたら、かんたら」と言った具合。

今頃、日本中の人たちが、本田選手や松井選手(もちろんPKを外してしまった駒野選手を含め)たちの、今までの人生というものを知っているんだろうなあ。

と、思ったら、ちょっとそれはそれで怖いかも。

ワールドカップを見て思うのは、運のある人、ない人って本当にあるんだな、と思う。

その筆頭としてあげられるのは、日本サッカー界をずっと引っ張ってきた三浦のカズ。

15歳くらいだかそれくらいに単身でブラジルに渡って、がんばってがんばって、常に日本サッカーのことを考えていた。
いつかWCの舞台に立つために。
やっとのことで日本にサッカーのプロリーグが立ち上がったときなんて、スポットライトの中心に常にいたカズ。
サッカー知らなくてもカズは知っているという人たちがどれだけ日本にいたことか。

なのに1997年のフランスWC最後の最後の最終予選の後半11分(だったよね?)に交代を告げられて、98年のフランスには連れて行ってもらえず。

それと同じように、スポットライトを浴びながらも、なぜかWC運がなかったのが、10番を背負っていた中村俊輔じゃないのかなあ。

個人的に俊輔は好きではないので、どうしてそんなに俊輔が? と思っていたんだけれど。

トルシエには外され(ヒデと共有できなかったからであろう)、ドイツでは体調を崩し(なんでも熱を出したそうでして)今回は最後の最後にスタメンを外されてしまった。

カズのときはヒデが、今回は本田があっという間に話題をさらっていったもんね。

その差はいったい何なんだろう。

こういうことって、特別な誰かだけに起きているわけじゃなくって、普通に生きている自分にもあるわけで。

運のある人に、なりたい、と、ふと思う。




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2010/06/28

再会

27日日曜日、世田谷区にある砧公園にて、大学時代の友だちたちとピクニック。
内、あてくしを含めた3名、偶然にも男の子のおかん、やっています。
年は獅子丸より2つ上のお兄ちゃんが1人と、もう1人は3週間早く生まれている。

もーぼくたちアラフォーなんですが(苦笑)、会ってみたら、大学時代とまったく変わっていない(そら、顔にざくざくしわとか刻まれているけれど)。

獅子丸は獅子丸で、幼稚園とかに行っているわけでもないし、あたしの都合に付き合わされていて、なかなか新しい日本での友だちとかできなくって、じりじり中。
でもって近所の公園って小さくって遊具もそんなになくって、何よりも子どもがいない。

ま、獅子丸と同じ年の子どもたちは保育園とかに通っているから、見つけるのが大変なんだけれどさ。

そんな状況で約2年ぶりに友だちの息子たちに会ったんですが……

あっという間に名前呼び合って遊びだした。
3人とも学校(保育園含む)に行っているから、他人と遊ぶことに慣れているとはいえ、ちょーはえー。

でもって、二人ともお母さん(あたしの友だちね)に顔がそっくり!
と言ったら、獅子丸も十分あたしに似ているらしい。
そうなのかなー?

不快度指数100%越えなお外だったけれど、ニューヨークと違って公園で堂々とお酒飲めるし(素晴らしい!)、子どもたちは勝手に同士で遊んでいるし、公園のトイレはとてもキレイだし、食事は美味しいし、友だちとはバカ言い合えるし、まったくをもって言うことなし! 

なんか、ヘンに気を使わなくって、本当に気楽だったなあ。

もしかして、みんな男の子のおかんだったからかな?



「お母さん友だち」というのは、息子を通して知り合った「友だち」なので、あたし個人の友だちとは、また微妙にニュアンスが違う。

もちろん、中には息子がいなくても友だちになれたであろうなあと思わせてくれる人たちもいるから一概には言えないんだけれど、そのあたりをごっちゃにしちゃっているお母さんたちが多いのも事実。

子育てというのはすごい繊細なことで、これが正しくってこれが間違っているというように、算数みたいに明確な答えはない。だから「それってどうよー」と軽々しく相手には言えないんだよね。

もちろん、そういう風に言える仲というのがいいかなあと思ったりもしているんだけれど。

子どもが生まれることによって、子育ての方針によっては今までの仲がちょっと保てなくなってきて、疎遠になってしまうこともあるし、反面、近くになることもある。

その人間関係って、学生時代とか社会人時代とまた違った意味で難しいなあと、獅子丸を育てて思っているんだけれど、幸い、大学時代の友だちは大学時代とまったく変わっていない感じ(と思っているのは実はあたしだけだったりして)。

いつも側にいなくても、会えば子どもつきなのに、あの時に戻れる友だちのありがたさをつくづく思った公園ピクニック。

ありがとよー。
まだまだ会おうねー。




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2010/06/27

携帯電話、来たよ〜

日本に3ヶ月近くも滞在するんだもん、iPhoneを本当は使いたかったけれど、通話料がいくらになるのかわからなかったので(恐ろしい……)、やはりここはプリペイドの携帯を買うべし。

ということで、いろいろと調べた結果、softbankがいっちゃんいい、ということになった。

なんでも購入が難しいらしく、意外や意外、販売店で取り扱っていない率が高い。
でも「まあるい緑の山手線、真ん中通るは中央線〜」のヨド○シカメラに置いてないわけがないだろ〜と。

他の買い物もあったので、いざ、新宿西口のヨ○バシカメラへ。

「置いていませんね」と一発で沈没。
え?

「この辺りでは……どこにあるか知りません」
って、えー、調べてくれないの?

おかしいなあ。
痒いところに手が届きまくるのが日本のサービスだったのでは?

ということで、結局ネットでオーダーして昨日、無事到着。
こんなんだったらニューヨークからオーダーしておけばよかったよ、まったく。

でまあ、なんかよくわからないけれど説明書なんか読まなくたっていじってりゃわかるだろうと思っていたんだけれど、これが全くわからない(苦笑)。

ニューヨークでも使ったことのあるSAMSUNGだから似ているんじゃないかと思ってたんだけれど……そうは問屋が卸してくれなかった。

でもって環境への取り組み(紙を極力取り扱わない)の一貫ってことで、取扱説明書を1/3へ薄型化。詳しいことはネットでダウンロードしてくれだって。

なんでそんな中途半端にする。
もう全部ダウンロードさせるようにしちゃえばいいじゃん!
手元にあるの、どうでもいい内容なんだもん。

あたし、ダウンロードするまで、どうやって自分の番号見るかわからなかったんですぞ。
何が「めざせ! 文字入力達人」だよ。そんなことよりももっと基本なことってあるだろー。
それにiPhoneで日本語入力に慣れると、いちいちカチカチキー押すの、すごいめんどいぞー。

そして、何よりも驚いたのが、携帯を充電する機械(何て言うんだっけ? 英語だとチャージャーなんだけれど)、入って無くって別に買わないといけなかった。

普通、携帯買ったら充電させるための機械(というか、アダプター?)入っているよね? それがなかったの。

で、また自転車で走っていてみつけた近所のソフトバンクの販売店に行ったら、プリペイドの携帯、取り扱っていてね……なんなんだかな……。

「最近ではアダプターは入れないようになったんです」と説明されましたが、なんかせこくない?

もしかして、各社そうなんですか?
それともただソフトバンクだけ? 
もしくはプリペイドだけ?

おおお、安いぞ、と思って契約したけれど、なんだかんだでお金取られてちょっと哀しい……。

もちろんiPhone使うよりも断然安いんだろうけれど。

ちなみに2週間だけ日本に滞在した友だちは、iPhoneをそのまま持ってきていた。
通話料、1分1ドルだって。たかっ。

アメリカだとAT&Tという会社がiPhoneを取り扱っているので、日本で使えるとき、どうなるのかなーと、AT&Tって画面に出るのかなと思ったら、ソフトバンクって出ていた。

ということは、各国に持っていって使えるようにしたら、各国の通信会社の名前が出るってことなんですかね? ちょっとやってみたいような(笑)。

さー、日本にいる友よ、そしてこれから日本にやってくる友よ、「受け」オンリーですが携帯持ったので連絡取れますよー、いつでも、どこでも。

連絡先を知りたい方はメール下さいな。





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2010/06/24

ホームシック

日本に戻ってきて、かれこれ1週間。
今ではすっかり両親にも慣れて、楽しく日本の生活を送っている(ように見える)獅子丸。
でも、帰ってきた数日は、そうじゃなかった。

夜中にむっくり起き上がって「おうちへ帰る」と、何度も何度も言っていた獅子丸。

獅子丸にとっての「お家」は「ニューヨーク」であって、東京の、この家じゃない。
獅子丸はこの家のことを「じいじいとばあばのお家」と言う。
確かにその通りだ。

それから1週間経って、日本の生活に慣れてきたけれど、今度はどうやら「英語」が恋しくなってきている様子。

確かになーと。

あたしはニューヨークに住んでいるときは、獅子丸にバイリンガルになって欲しいばかりに、やっきになって日本語の絵本やテレビ番組を見せていた。そのおかげか、もともと獅子丸が言葉に興味があるのか、日本語もかなり話すけれど、彼にとっての第一言語は「英語」。

家にいても、あたしと話すときは日本語でも、ぼくちゃんと話すときはもちろん英語だし、一歩外に出れば、英語で会話するのが獅子丸にとっての日常。

それが、ある日を境に一気に閉じられてしまった。

大好きな機関車トーマスをテレビで見ても日本語だし、街中に英語があふれているといってもニューヨークほどじゃない(当たり前だけれど)。

あたしも旅行に行ったときに、3週間ほど日本語がまったく話せない状況になったことがあった。自分の人生でまったく関わったことのないスペイン語を話す人たちに囲まれて、すごいストレスがたまった。

それと比べると、獅子丸は日本語が話せるんだからいいじゃーん、なんて思ったりもしちゃうけれど、でも仲のいい友だちと離れ、好きなオモチャとも離されて、第一言語である英語が話せない状況であるっていうのは、、かな〜りストレスになっているんだろうなと想像がつく。

いくら子どもが大人と違って適応力があるとはいえ、ちょっと親のエゴかなあと思ったり。
なんてたって3ヶ月近い日本滞在だからね。

といっても、今回の体験が獅子丸にとってどうなるのかというのも、実に興味深かったりもするのであった。

さ、どうなるかは、のちのち。




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2010/06/22

祝! ギブス外れたよ

5月11日に右腕を骨折し、先生からは「全治6週間」と言い渡された獅子丸。

さくっと計算して、ギブスが外れるのは今月末だなと思ってはいたけれど、とりあえずその前に外科に行って、実際どんな状況か説明しておこうと思って今日、行ってきた。

「え、全治6週間って言われたの? う〜ん、じゃあ、とりあえずレントゲン撮ってどういう状況か見ましょう」

と、どういった状況で骨を折ったとか説明しようとしたら、レントゲン見たら何もかもわかるから大丈夫なんだって。さすがプロ。

レントゲンの結果は「骨はくっついていますよ、大丈夫です」とのこと。

日本に来る前の10日にも病院に行って、レントゲンも撮ってもらっていた獅子丸。
そのときは「8割がたオッケー」と言われていた。
うん、確かにちょうど1ヶ月って感じだもんね。

「全治6週間なんてアメリカはがっつりやるんだね。子どもの骨折なんて、複雑じゃなかったら4週とか5週で大丈夫だよ」と先生。
そうなんですか?

アメリカにあるのと同じ、音だけがうるさいカッターで獅子丸のギブスをざくざく。

今どきのギブスは包帯にジェルが塗ってあるようなやつが全世界で主流だそうだ。
それもメキシコ産なんだって。

へええええええ。

ギブスが取れてうれしいのかうれしくないのか、複雑な顔をしている獅子丸。
まあ、そうだろうな。

肌はぶつぶつしていて、手首にもかさぶたのようなものがあったり、肘裏に擦り傷のようなものがあったり(きっと落ちたときの傷だろう)と、おかんも久々に獅子丸の腕とご対面。

「リハビリはしません。動かすのがリハビリだから。本来なら包帯とか巻くんだけれど、子どもだからいいよ。でもね、公園でぶらさがったりするものでは遊んじゃダメだよ」

って、すいません、ギブスしているときからかなりぶら下がっていたんですけれど……

と伝えたら、先生ならず、看護婦さんたちも驚いた顔していた。

「よく、くっついたね」とも言われた。

ええ、本当に。

獅子丸はこれから、おりゃー、うりゃーと遊ぶのかと思ったら、なんだか勝手が違うようで、右腕をかばっている。

「これから痛みがでてくるかと思いますから、そうしたら湿布してあげてください。ぶわっと腫れたら、また来てください」と、朝の忙しくない時間だったせいか、先生と看護婦さん合計5人ほどに見送られ。

とりあえず肌のトリートメントから始めましょうか。








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2010/06/21

洗礼

1998年以来の日本の夏。
がっつり蚊の洗礼に遭っています。

家の中には蚊はいないのに、庭に出ると、足がしましま模様のヤブ蚊に囲まれ、1分もしないうちに肌の数箇所、狙い撃ちされている。

近所の公園に行っても同じ。

まじ、痒い。

ということで、もちろん虫よけ買って、かゆみ止め買って、どこに行くのにも手放せないこの夏のマストアイテム輝ける第一位に君臨中。帰国してまだ1週間も経ってないってのに。

庭にちょっとした花壇があって、なぜかゴーヤ(にがうり)を栽培中の両親。
でも獅子丸は食べないだろうから、なぜかブロッコリー(本人たっての希望)に小松菜を植えてみた。
ええ、もちろんかゆみ止めがっつり塗って。

庭に出て数分経ってから「お母さん、痒いよ」と獅子丸。

みれば、なんと!


おでこにぷっくり蚊に刺された後がっ!


首筋は塗ったけれど、顔だけ塗らなかったんだよね・・・・・・。

と思っていたら、なんだかあたしもおでこが痒くなってきた。

くっそー、しっかり刺されているがな。


ニューヨークにも蚊はいるけれど、ここまでタフでなかったような。

日本の夏は、まだ始まったばかり。

ううー、痒いぞ。

2010/06/17

日本帰国

17日の昨日、無事成田着。
ただ今、東京の実家におりまする。

今回、飛行時間は13時間弱と予定よりも1時間も早く着いて、ららららら、ラッキー♪
だったんですがー、獅子丸、寝ない。
備え付けのテレビのディズニーチャンネルみながら、目がとろり〜んとなっているのに、寝ない。

寝ろよ、こらーという、おかんの心の叫びをモノの見事に無視してくれました。
なんて素敵な息子よ。
でも、泣き叫ぶわけでもなく、走り回るわけでもなく、周りの方たちから「おとなしくって、一人で遊んでいていい息子さんね」と言われました。外面がいいね、獅子丸っちよ。

といっても限界がきたのか(くるよね)、結局寝たのが着陸45分前。
着いて抱っこしたら、まだ眠りが浅いのか、泣き叫びまくり。
ここできたか。

でも、空港入ったら湿気が多くって、おーい、冷房効いてないのー???

鳥肌立つくらい寒いアメリカの冷房事情になれているので、驚いてしまった。
ら、なんでも昨日は急に暑くなったらしく、冷房対応が遅れているのでは? と添乗員さんのお話。

そんなわけないじゃんねえええ。

ということで、泣き叫びながら税関を通過して、迎えに来てくれた父と再会し、そのまま成田エクスプレスに乗って帰ってきました。
その途中で獅子丸は爆睡(当たり前だね)。
家についても爆睡していて、あたしもアルゼンチンと韓国の試合を斜めしながら寝てしまい、おーし、このまま朝までぐっすり眠れれば、と思っていたら、獅子丸、真夜中12時に起きて、そのまま、だった……。

今は朝の8時21分なんですがー、あてくし、ちょー眠いです。
睡眠時間、4時間くらいです。

時差ボケとかそういう問題じゃなくって、ただ眠い。

今日はこれからいろいろとやらなくっちゃいけないことが多いんだけれど、このまま眠りたい。でも眠らせてもらえそうにもありません(涙)。

でも、JALで帰ってきたんだけれど、経営破綻が叫ばれているせいか、機内食、哀しいかな、美味しくなかった。驚いた。

日本は、というか、東京は梅雨入りされていて、湿気もあって、ニューヨークと同じ気候という感じで、何もとくに、という感じです。
とりあえず近所のスーパーに行くのが楽しみ(笑)。

iPhoneはサービスをストップしてきたので、ネットが利用できない(涙)。
ソフトバンクに行って、プリペイド携帯を買ってこないといけまへん。

そんな感じですね。

ということで、日本バージョン、始まり、始まり〜。

あ、明日がオランダ戦ということもあってか、新聞の番組欄を見ていると「オランダに勝つための丸秘必殺情報」とか「オランダ戦を100倍楽しくみる方法」などという文字が躍っています。

日本だね……。




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2010/06/13

ワールドカップ、ワールドカップ♪

日本ではWCは盛り上がっているのだろうか?
個人的に、お金がないのでケーブル契約していないから見られないんだよね。
明日の日本の試合はネット観戦って感じなんだろうけれど、じりじりしそうな気配(笑)。
ちょっと調べてみたら、ネット観戦、ウチの環境だとできないらしく……(涙)。

残り2試合は日本で見ることになるんですがー、実はわてくし、初日本でのWC観戦になるんですな。

初めて出場した98年のフランス大会は開会式はエクアドルで、あとはペルーでみーんな見ました。おかげでスペイン語で国名覚えましたわ、はい。
フランスとブラジルの決勝戦は、インカ帝国時代の首都クスコにいて(クスコからマチュピチュへと皆旅立つのだよ)、街中は真っ二つに分かれていたね。フランス派(主にヨーロッパの旅行者)とブラジル派(主に地元民)に。

フランスが勝ったときは、フランス国旗を持ったヨーロッパ人がトラックに乗って、一周多分300mにも満たない広場をぐるぐる、ぐるぐる回っていた。

日本が初戦のアルゼンチンに負けたとき、地元の人たちから「日本はよく戦ったよ、あのアルゼンチン相手に1点しか取らせなかったんだよ、すごいよ。それに(得点したのが)バティストゥータだろ、仕方ないよ」的なことを、本当に何人の人から言われて、驚いたのを覚えている。

次の試合のクロアチアの時は、泊まっていた宿にあったテレビでずーっと見させてもらって、これまた周りの地元民の人たちから「どうなっている? どうなっている?」とずいぶんと気にしてもらった。

えーっと、予選突破不可ってことで、最後のジャマイカ戦は見ていません。
確か移動していたのかな。まさか、そのジャマイカにすら負けるとは……。

2002年と2006年はアメリカで見ているから、ああ、初! ニッポンですわ。

ところでサッカーってスペイン語で見るとすごく面白いんだけど、フランス語だったらどうなんだろう。やっぱり、スペイン語やイタリア語っぽく音ははねるというのか、熱い、のかな、アナウンサー。

日本のアナウンサーもうるさいよね。
一時批判があったけれど、それって改善されたのかしらん??

アメリカの放送の何が素晴らしいって、ゴールした瞬間から約1分(もっとか)、アナウンサーも解説者も黙って、選手やベンチ、観客がただ画面に映るんだ。で、リプレイのときに話す。これって会場とテレビを見ている自分が一体化されている感じで素晴らしいの。

日本もそうして。
それかNHKのように淡々と放送して欲しいなあ(って、今もNHKも違ったりして)。

中田のヒデが引退してからサッカーにはとーんと興味を無くしてしまったアタシだけれど、どうなんですかね、今回の選手たちは。

iPhoneのアプリでESPN(アメリカのスポーツチャンネル)ワールドカップ専用があって、ダウンロードしているんだけれど、1ヶ月くらい前、日本なんてニュースとかトピックとか、注目の選手とかなーんにも書かれていなかった。
ブラジルとか他の国ではいろんなことが書かれていたのに。

そんな扱いの日本。
かなり哀しい……。
ま、今ではいろいろと書かれてはいますが、さすがに。

なんか懐かしくなって、日本がWCに行けることになった最終予選試合をYou Tubeで探して、一人じーんと熱くなってしまったあたし。



この頃は、日本全国熱かったよね?
そしてヒデ、すごいよ、弱冠20歳。
確か他のインタビューで「WCなんて他の世界大会と同じだ」みたいな発言をしてパッシングを受けたりしたけれど、この時点で各世代の世界大会に出たことあるの、ヒデだけだったんだよね。

村上龍に出会わなかったら、まだ選手していたかな。
悔やまれます。




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2010/06/11

終業式

昨日、10日は獅子丸の行っている学校の終業式だった。

日本でいえば、二年保育の一年目終了ってことかな。
なので、一つ上のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちにとってみたら、卒業式。

アメリカに来た当初は「えー、6月が卒業式で、9月が新学期なんてへん」なんて思っていたけれど、郷には入れば郷に従いまして、今じゃなーんの違和感もない。

ところがこの日は、獅子丸の検診日。
日本に帰る前にチェックしたいということで、最後の日は参加できないかも、と校長先生に言ったら「そんなことはダメだ。病院に電話して予約時間を変える!」と息巻いてくれまして、案の定、予約時間、変更してくれまして、無事参加。

卒業する子どもたちは、ドレスやらタキシード(!)やら、きちんとした格好。
そんな中にお下がりのポロシャツもどきに膝がすれ始めているカーキーパンツなんて出で立ちで送り出してしまったおかんは、世間知らずね〜。

やっぱり白シャツ黒パンツ一式はマストだな。

案の定、前回のブログで書いたようにロミオとジュリエットの劇が展開され(かわいかった)、その後は子ども一人一人に1年間よくやりました的証明書をいただいてお終い。

ウチは検診があったので早めにもらって、最後の挨拶もよくしないで(獅子丸的には、もう会えない友だちたちに別れの挨拶もせず)病院へと行ってしまって、なんだか終わり方が中途半端。

でも、同じ学年の子たちはほとんど来るし(確か一人だけ遠いから辞めるとのこと)、でもって、下から来る子の内二人はなんと日本人の血をひいている!  

一人は純日本人で(って、こっち生まれだからアメリカ人なんだけれど、両親が日本人)、もう一人はウチと同じ、黒人とのミックス。



2005年末に妊娠がわかって、ハーレムで子どもを育てていくなんて、一体どうなってしまうんだろうと不安で仕方なかった。

数多くある公園は汚いし、親が自分の子どもに向かってカースワード(Fワード)を叫ぶし、怪しげなおっちゃん、おばちゃんたちが多くいる。

ストリートを歩けば、ゴミは道にがんがん捨てていく人たち、Fワード混じりでケンカしている人たち。

ハーレムにある公立の学校のレベルの低さ(なんてたって席に座って授業聞いていられない子どもたちが多いからね!)に頭がくらくらした。

でも実際に産んでみて、子育てを始めてみたら、ダウンタウンよりも安いから、ということで引っ越してきたヨーロッパ系白人が少しずつ増え始め、教育意識の高い黒人のお母さんたちとも仲良くなって、もちろんハーレムに住んでいる日本人家族とも仲良くなって、自分が想像していた状況とは違っていた。

今、獅子丸が通っている学校も(ウチから歩いて5ブロック)、公園で知り合ったフランス人とベトナム人のミックスのお母さんが教えてくれて、娘さんが獅子丸と同じ年で、この9月からも一緒に学ぶ。

獅子丸も、この8月で4歳だ。

あたしがハーレムに引っ越ししてきて、ボランティアをやりたいなと思って初めて参加したのが、4歳児が集まっている保育所だった。

もう、こんな年になったんだな、と、卒業式を見て、ちょっと感慨深くなってしまったおかんです。




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