2010/01/28

アパート部屋のドアを壊されて

先週末の日曜日、獅子丸と家に帰ってきたら、やたらにアパートのドアが開けにくかった。
鍵はかかっていないのに、押しても開かない。幸い中にぼくちゃんがいたから開けてもらえたけれど、なんだ、なんだ?

と、よく見たら、ドアのぶよこの鉄板みたいなものがはがされている。

ちょいとはずかしい絵なんですけれどー(本当に美大出か、あたし)、こっちのアパートには鍵が二つついている。

上はがっつり重たいやつで、内側からかけるときぐるっと180度のぶを回して「ガチャン」という感じで閉める。対して下のドアノブがついているところの鍵は45度くらいしか回さないので軽い感じ。

そこのドアノブの横についていた、多分外からこじ開けられないように保護していたでッパンのようなものがあるんだけれど(妙な紫色で塗ったやつです)、それが剝がされていて、うまく閉まらなくなっていた。

むりやり内側にぼくちゃんが叩いて収めたけれど、がっつり閉まらないので上の鍵がかけられない。

「誰かがこのアパートに入ろうとしたんだ」とぼくちゃん。

誰かって、誰が?

このアパートは全部で6部屋ある。
あたしはまだ6年目で、上の階に確か去年くらい新しい人が引っ越してきたくらいで、あとの住人は最低20年は住んでいる古株の人たち。そして疑似家族を形成していて、とてもそのうちの誰かがあたしたちの住むところに入ってくるなんて思えない。

なんてたって1階に住んでいるじーさんは「いいかい、ヘンなやつが多いんだからこの辺りは。いくら他のアパートの住人の知り合いだと言われても、そいつが本当かどうかわからないんだから、入れちゃダメだ。」と、口うるさい(当たり前なことだけど)。
なのですごい慎重だ。

今は寒いからあまり外にはいないけれど、ちょっと気候がよくなるとおじーさんはずっとアパートの番人みたいに外にいてくれる。

と言っても、そんなおじーさんも、待っているのが日本人だとわかると「あ、あそこの知り合いだ」とほいほい開けてくれるけれど。

実は一昨年くらい、部屋の鍵がまったくかからない時期が二ヶ月ほどあった。
大家にいくらいっても直してくれなく、311(ニューヨークの苦情受け付け番号)に電話してどうにかしてもらおうかと思ったくらい。
その時だって、なーんの不都合もなく過ごせた。

なのに、鍵のかかる今になってこんなことが起きた。
鍵がかかっていなかったら、と思ったらぞっとした。

別に盗まれるものなんて何もない、と思ったけれど、一応形が古いとはいえテレビはあるし、こうやってPCもある。あと洋服だって獅子丸のオモチャだって、何だって闇市で売ることはできる。

火曜日、水曜日と管理人がやってきて直してくれているけれど、まだ完璧じゃないらしく、またやってくる。

治安がよくなってきているはずのハーレムだけど、不況のせいで怪しい人たちが増えてきているということなんだろうか? もちろんこれはハーレムだけに限ったことじゃないけれど。

パスポートとか、クレジットカードとか銀行の貸金庫にいれようかなあ……。


鍵といえば、キューバの首都ハバナで人のアパートに泊まったとき(そうやって旅行者に1部屋貸す人たちが多い。アメリカドルを稼ぐために)、アパートの入り口で鍵をあけ、各階に入るための鉄格子の扉の鍵を開け、自分のアパートの鍵に、さらに部屋の鍵と、全部で4つもらったことがあった。

そんなに治安が悪いの? と思ったけれど「万が一のためにね」と自衛の一つだった。
ハバナはちっとも治安が悪いところじゃなかったけれど、どこで何が起きるかは誰にもわからない。

あたしは今まで中南米を始め、治安の悪いところも旅行してきたけれど、今まで一度たりとも怖い、危ない目にあったことはなかった。
多分、自分の「運」がそういうことを避けてきたんだと思う。

でも今回、こういったことが起きて、そろそろハーレムを引き上げる時期なのかもしれない。

ここ数ヶ月は気を引き締めていかないと、多分、また同じことが起きそうな気がする。

やれやれ、だ。





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2010/01/27

シャンプーハットの威力に敬服

小さいときからお水に慣れさせるのがいい、と育児書(もしくはネット)で読んだので、1歳くらいから、がんがん、がんがん、獅子丸がいやがるのもものとせず、シャワーで顔にお水をばーっとかけていたおかん。

その反動なのか、ここ1年くらい、ちょーシャンプー嫌い。
いや、最近はお風呂嫌い。

あたしは知らなかったんだけれど、2歳くらいまでに、ほぼ毎日のように髪の毛を洗っていたら、金田一耕助のように、頭をばりばりかくのでなんじゃ? と思っていた。

ら、黒人の頭皮って日本人よりも乾燥しやすいんだって。だもんで、乾燥して頭が「痒く」なってしまうそうだ。

なんと!

夏じゃないんだったらシャンプーは週イチでいい、と同じくミックスベイビーを持っているお母さんから教えられ……

そうだったのか!

ということで、今では週イチシャンプーを目指しているんだけれど、獅子丸がなかなか風呂に入りたがらないから、シャンプーもなかなかできない。

でもってくるくる天然カーリーヘアーだもんで、毛先が絡まりほこりも一緒に絡まって……
なのに、そんな髪型を見て多くの人は「ちょー可愛い髪型♪」とか言ってくださる。

いえいえ、何も手入れしていない、きっちゃない髪の毛なんです、すいません。
おかん失格です。

しかし何か良い方法はないんだろうか。

そこで必殺技、シャンプーハットの登場です。
じゃじゃじゃーん。




白を買ったせいで、何がなにやらみえませんが、ドラえもんのシャンプーハット。
日本から遊びに来た友だちに持ってきてもらいました。

そしてその友だちも、青でぞうさんの絵入りのシャンプーハットも持ってきてくれて……獅子丸が選んだのは、友だちのやつ。

なんでだー。

「だってぼく、青が好きだから」

さいでがんすか。

その夜、さっそく使ってみた。

「シャンプーはダメだよ、お母さん」という獅子丸に有無を言わせずハットを頭に入れて……

ところで最近のって伸びるタイプだから、どんなサイズの頭にもフィットするんだよね〜、すごいね〜。

髪の毛を出して、頭にお湯をかけて……

「やめてえっ」と叫ぶ獅子丸。
でも、あれ? お水、顔にかかっていないよ。

鳩が豆鉄砲でもくらったように目を見開いている獅子丸。
その顔にはやんわり笑顔が。

今までは水がかかる度に両手でばしばし顔を叩いていて水を払っていた獅子丸。
ふははははは、もうそんなことしなくたっていいのだー。

すごいぞシャンプーハット。
ぼくらの味方だ、シャンプーハット。

ぼくちゃんはなんじゃこりゃって顔をしていたので説明したけれど、アメリカには売っていないんだろうか?
これ、ぜったい受けると思うんだけれどなあ。





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2010/01/23

白い羽が欲しいの

電車好きの獅子丸。
そんなに好きだったらこいつを見せてやらにゃー。

ってことで、銀河鉄道999のオープニング。

どうです?
かっこいいね。
旅をしたい気持ちになってしまうね。
やはり鉄道の旅はいいぞー。

それよりも作曲平尾昌明というのに驚き。
ささきいさおの声、いいね〜。

なんてことを音楽やっているお父さん友だちに言っていたら、アニメソング3大巨匠と言えば「ささきいさお、水木一郎、そして子門真人」とな。

えー、子門真人と言えば
「およげたいやきくん」と「ほねほねロック」でしょう。
他に何かあった?

「ガッチャマン」がそうなんだって。
そうだっけ?!

そうでした。
かっこいいい〜〜〜〜〜。

獅子丸、すっかりはまっています。
その理由が大好きな「G」の文字があるから。

「お母さん、Gだよ、ガッだよ」と繰り返し、繰り返し見ている。
どんな方法であってもいいから、がっつり日本語覚えていってくれよ〜。

したら「お母さん、羽が欲しい」とか言い出してきた。
それも腕の辺りにばさばさって感じで見せてくれるので、思わずプレスリーのフリンジ袖でも作ろうかと思ったよ(笑)。

ええ、もちろんガッチャマン使用の羽、というかマント。
内側が赤です。
う〜ん、赤かあ。
ただの白い布をざくざく切るだけだったら簡単だけどな。

とりあえずそうやって作ってみて、違うと言われたらまた考えよう。



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2010/01/22

お味噌汁、もういらない

朝食は、やはりお味噌汁にご飯。
ここはゆずれません。

ぼくちゃんはやっぱりパンケーキにベーコンにエッグ、というわかりやすいアメリカ〜ンな朝ご飯がいいらしいけれど、ちょっとオイリーなので獅子丸には典型的日本食な朝食を。

と思っていたら先日

「もう、お味噌汁はいらないの」

宣言されてしまった(涙)。

どうして、どうして、どうしてええええええ。

野菜嫌いな獅子丸。
なので、薄揚げかお豆腐のお味噌汁のローテーション(もちろん、ジャガイモ、サツマイモやキノコ系が入ったりしているけれど、獅子丸は食べないので入れていない)。

飽きちゃったのかな……。

でもあたし、お味噌汁に飽きたってこと、あったのかな。
やっぱり

「えー、また味噌汁? たまにはパンとかが食べたいよ」とか言って、洋風な朝食を食べたりしていたっけ? 

あまり記憶にないのですが……。

それよか汁ものが好きだから、味噌汁がないと不満だったんじゃないだろうか?

ましてや海外旅行のときなんて、インスタントの味噌汁とか持っていっていたような。
そういう人たち(特に男性)にたくさん会って来たんだけれどなあ、旅先で。
お袋の味って言うのはこちらでは通用しない?

やっぱりかりかりベーコンには勝てないのか、味噌汁。

まあ、ちょっとの間、お休みかな。
もちろんあたしはしつこく自分は味噌汁食べますが。





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2010/01/20

心臓を貫かれて:マイケル・ギルモア、村上春樹訳

あたしは村上春樹のファンだけれど、とくに彼が訳した本を読みたいと思ったことはない。
でも多分エッセイだと思うんだけれど、自分が訳した『心臓を貫かれて』という本はとても面白いので機会があったら読んでみて下さい的なことを書いていた。

内容は、アメリカで死刑になった殺人犯の実弟が書いたノンフィクションということ。


なんとなく昔っから殺人犯の心理に興味あったので、機会があればと思っていたら、なんとミッドタウンの図書館にあったので借りて読んでみた。



まず読み終えてびっくりしたのが、この本を最初に訳してくれと言ったのが、村上春樹の奥さんだということ。
この本を買った当時彼らはアメリカに住んでいていて、奥さんがたまたま本屋で面白そうだから、英語の勉強になるからという理由で購入されたという。

でも翻訳本、2段で合計600ページもある長編(役者後書き入り)。原書は416ページとなっているんだよね。

ということで読み応えたっぷり。

この、普通に死刑になった死刑囚、ゲイリー・ギルモアがなぜ有名になったのかというと、1977年のアメリカでは合法的に死刑はあっても、廃止の世論が強く、10年間死刑制度は使われていなかった。つまり死刑=終身刑という図式ができあがっていた。でもゲイリーは判決通りに処刑されることを求め、それも銃殺刑を求め、これがアメリカ全土に衝撃を与えることになり、そのニュースは全米のみならず、日本でもトップニュース扱いだったらしい。

そんな彼の実弟は世間からどんな扱いをされ、また自分の家族の過去をめぐり、どうしてこうなってしまったのかというのを淡々と書いている。

この本の舞台はユタ州。
ユタと言えば、モルモン教の総本山があって、酒好きのあたしはぜったいに行きたくない(行けない)州になっている。

個人的にモルモン教ってどんなのか知らなかったけれど、実は比較的新しい宗教であり、でも中世的要素、つまり「生け贄」的観念というのか「血」を流さないことにはいけない的なところがあって、けっこう血なまぐさい歴史がある。

このギルモア家のお母さん含めた実家がモルモン教の人たちで、読み進めていくうちに、実にモルモン教の教書『モルモン書』と似たようなストーリー展開されていくんだけれど、これは本当にノンフィクションなんだろうか?
ただ単に呪われた一家とか、トラウマうんぬんとはいえない「宿命的何か」が作用されたとしかいいようがない話になっている。

アメリカの歴史は開拓の歴史で、そこには血なまぐさいことなんて日常茶飯事だっただろうし、ましてや中部あたりなんて想像がつかない「何か」が作用しているところだろう。怨念とか、神懸かり的な何かが。


どうしてゲイリーが破壊的性格になり、最終的には殺人まで犯して死刑になってしまったのか。


簡単に言えば
1)親からの愛情不足
2)育った環境
3)親(とくに父親)からの意味のない暴力


を繰り返し幼年期に受けてきたことにより、まさに性格、人格崩壊。


幸い一番年下のマイケル(著者)は、父親が61歳のときに生まれた子どもだったから、父親から愛情を注がれ、意味のないせっかんは受けずに育ってきたので、上3人の兄たちとはちょっと立場が違う。


一番上の兄は母親の面倒を見ることで人生を費やし、2番目のゲイリーと3番目の兄は破壊的人生を歩み、最終的には「殺された」。


ハーレムに限らず、裕福でない層が集まっている場所では、愛情に飢えた子どもたちが多いと思う。でも、そういう子どもたちに愛情を注げば更生できるはずだと思うけれど(実際にそういう子どもたちも多いから)、でも「話はそんなに簡単じゃない」人たちもいるということを、この本から学んだような気がする。


ゲイリーは殺されることによって、やっと「自由」を手に入れることができたというのは、胸が痛い。


最初はなんだか村上春樹的小説だなと思ってしまったけれど、もちろん訳者が彼なので、そういう作用はあるとはいえ、読み進んでいくうちに物語に入り込んで、誰が訳したのかなんて全く関係なく、とにかく寝不足にしてくれた小説だった。


もう一つこの物語の面白いところは、死刑された後に、この本の著者であるマイケルが世間からどのように見られたのか、という部分が書かれていたことだとも思う。


殺人犯の弟なんだから「お前もそういう要素はあるよな、あるはずだし、あって当たり前」的扱いをうけていたと。
そして著者は、音楽雑誌ローリングストーンなので活躍しているライターなので、その辺りもまた余計に注目を集めた要素になったのではないだろうか。


もう一度読み返したいとは思うけれど、ちょっとしんどいなあとも思えるし、いっそのこと原本で読んでみようか。


さて。


評価;
星5つ★★★★★






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2010/01/19

ニューヨークの学校事情に乗り遅れそうだ。

獅子丸もこの夏で4歳。
4歳になれば、この9月から公立のPre-Kに行ける(プレ幼稚園ってやつ? 日本語だと何だ?)。早いなあ。

その申し込みは一般的に3月くらいから始まるといわれているらしい。もちろん学校によって違うけれど。
やっぱり「よい」と言われているところに入れたいのが親の心情ってやつでして、そろそろハーレムともおさらばかしらん。

ここ数年ハーレムも全体的に黒人人口が減ってきていると言われているし、いい学校だって出てきている。でもみーんなその「良い学校」に入れたがって、その学区へ引っ越せ〜な感じで競争率が高いのなんの。

他のところじゃ兄弟がいると有利と言われて、結局その人たちだけで人数が埋まってしまったりと、まあ、一筋縄ではいかない感じだ。

それに一昨年から始まった不景気の波を受けて、教育関係予算カット、カット、かっとおおおおおお、で、またさらに学校差が出てきたり。

ああ、ため息。

とまあ、ハーレムだけじゃなくって、ニューヨーク全体で起こっているこの現象。

日本もそうだけれど、アメリカもって、ニューヨークか、かなり面倒くさい、学校選び。
田舎のほうが楽ちんって感じだよ。って、よく知らないけれど。

さて今日、獅子丸を入れようかなと思っている公立のPre-Kに電話したら

「登録は3月1日の月曜日よ。その時に、そこに住んでいるっていう証明を2つ持ってきてね」

えっ、3月1日の時点で?
えーっと、そちらの学区に引っ越そうと思っていて、遅くとも2月中には……でも証明する書類なんて(例えば、電気、ガスなどの支払い証明書)すぐできないよ。

それも32名しか取らないんですか?
例えば、また後で募集をかけるとか、ないんでしょうか?

No, No, NO, THAT'S IT! Only March 1st on Monday. (ないわよ、その日だけよ)

と、あっけなく沈没。

それではもう1カ所はどうだろう。

やっぱり同じ3月1日が登録日。
こちらも36名と4名しか増えてない……。
でも、自分がそこに住んでいる証明書はいらないっていうから、とりあえず住んでいなくても申し込みだけしてこようと思っている。

それでも入れなかった場合を考えて……ハーレムに住んでいたら入れようと思っていた学校に電話してみて確認してみよう。
ほんの数年前だったら「絶対に入れるよ」と、近所のお母さん友だち(息子さんが通っている)が言っていたけれど、今は事情が違うからなあ。

ということで、どこにも入れなかったときのことも考えて、またさらに調べなくっちゃ。

ついにあたしもこういった世界へ突入だ。

そういえば今月のTime Out Kids New Yorkの特集、サマーキャンプ2010だよ。
もう夏のことですか。

早いなあ……。





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2010/01/12

日本一のきびだんご

獅子丸、半年くらいまえから『ももたろう』にムチュー。

ということで、ことある毎に「きみだんご(きびだんごのこと)を作って、作って、作ってええええ」とリクエスト。うむ、確かに気になるよね、きびだんご。

といっても、きびなんて手に入らないし、そもそも団子なんぞ獅子丸、食べたことないし、だいたい好きか?

でも、こっちの着色料べったりあまあまお菓子とか食べられるくらいなら、まったくマシなので、日本食料品店でだんご粉なるものを買って、作ってみた。

「お母さん、青いだんごがいい」

はっ?!

ということで、こちらの食紅の青、入れてみました(涙)。



うう〜ん、えげつない。

もちろんこのままじゃ甘みがないので、醤油と砂糖とお水でタレ作ってみたけれど、この色合いが美しくない!

獅子丸はタレをつけずに3個くらい食べて「もういい」とな。

「美味しかった?」
「うん、美味しかった。また作ってね」

そうか……。
獅子丸の味覚、わからん。

それから何度か作ってみたけれど、2つ3つ食べてお終い。
やっぱりあまり好きじゃないみたいなんだよね。

ところが今朝、開口一番に「きみだんご食べたい」とのこと。
うーん、だんご粉、前回使いきっちゃったしなあ。
では家にある材料、玄米粉ともち粉をミックスさせてみましょう。もち粉多めにして〜。

沸騰した鍋の中に丸めたたねを入れていたら「何しているの? 獅子丸も見たい!」と言いだしイスに立たせる。できあがるとたねがぷくっと浮き上がるのが楽しいのか「おおおおおおおおお、こっちも来たよ、お母さん!」と一人大興奮。

さー今回はきな粉をまぶしちゃるぞ。

小さなお皿に砂糖ときな粉を半々に入れて〜、できただんごも入れて、ころころさせて〜。

獅子丸、いつになくよく食べる。
半分以上、食べたぞ。

「美味しかった♪ また明日作ってね」ときたぞ。

やっぱりもち粉が多かったのがよかったのか(8割くらいはもち粉)、もち〜んとして、だんご粉で作ったモノよりもやわらかく、個人的にも美味しかった。

こりゃお手軽、お手軽。

粉をボールに入れて口に入れるまで15分くらい。

小腹空いたときにまた作ってみるか。
皆さんもぜひ、お試しあれ。





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2010/01/09

クリスマスツリーのゆくへ

9日と10日は、このホリデーシーズンをわくわく盛り上げてくれたクリスマスツリーの回収日。この日回収された木はリサイクルに回される。



でも、こんな風にごろんちょされているのを目にするのは、ちと哀しいもんだ。

小さなアパートに住んでいる我が家では、こんな大きなツリーを置くスペースがないので、毎年鉢植えで買っている。今回も十分楽しませてもらったので、ではさようならしようかしらん、と思っていた矢先。

「アキツ、見てみろよ、ツリーから新芽が出ている」
と、ある朝、お水をあげていたぼくちゃんが言った。

新芽?

またー、何をおっしゃる、と思って見てみたら

ら、

出ていた。




ちょっとわかりにくいかもしれないけれど、枝(というのか?)の先端あたりが若草色になっているのがわかりませんか?

我が家のアパートは目の前が公園で南向き。
陽当たり良好!
ということで、横に置いているネギもぐんぐん成長しまくりです。

去年同様、今年も捨てるしかないなあーと思っていたけれど、こういうのを見てしまうと、捨てるに捨てられない。
いっそのこと、来年まで育ててみようか。
いったいどこまで育つのか、栽培してみるのもわるくないよね。

ということで、我が家のクリスマスツリーはそのまま家族として残ることに決定。
果たして今年の12月まで、どこまで育つか追って報告させていただきたいと思います。



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かきぞめ

今さらなんですが、元旦にかきぞめしたので載せてみます。

しかし、筆で文字を書くって難しい。
小学生の時に一応習字を習ってはいたが……難しい。
外国に住むことになるんだったら、もっとまじめにやっときゃよかったと思うのは、後の祭り。

もちろん習字セットは持っていないので、かねてから行きたい、行きたいと思っていたお寺に行ってきて、書いてきましたのだ。

その名も「New York Buddhist Church」というんですが。

元旦に、午後1時から2時までの間に新年の挨拶があって、それ以降にお食事と書き初めがあると書いてあったので行ってきたのであった。

とくに正月らしいことをしなかったので、まあ書き初めくらいは……と思って言ってきたけれど、洋館に仏壇があって、でもお線香の香りが漂っていて、なんかシュールというのか和洋折衷がうまくいっている空間でもあり、ちょっと一人で落ち着きたいときに行きたいなあと思ってしまった。

ぼくちゃんは残念ながら都合で行けなかったけれど、あたしたちが行ったとき(2時半くらい)ぐらいから、ぼちぼちと書き初めが始まっていて、でもって獅子丸と一緒にちょっとしたおせち料理をいただいたりして、美味しかった。

獅子丸はいつもあたしの筆ペンで遊んでいるわけですが(絵を筆ペンで描いているので)、墨汁と大きめの筆と床に手をついて「書く」ことは初めてで、なかなか楽しかったよう。

あたしもせっかくだから、と思っていたけれど、獅子丸が回りでちょろちょろして(でもって一人2枚と決まっているのに「もっともっと」とせがまれ)、なかなか神経を集中することができなかった。

やっぱり書道とか「道」のつくことをやるのは、大げさかもしれないけれど、精神鍛錬のためにいいんじゃないかと思う。心が落ち着くというのかな。

家に帰ってからも「もっとやりたい」と叫ぶ獅子丸。
そういえば墨汁あるし、むかし友だちからいただいた筆もあるので、翌日ちょっと水でうすめてコピー用紙で「なーんちゃって書き初め」をさせてみた。





まあ、なにがなんだかわからないけれど、そのうち自分より大きな筆もって「えいやっ」って感じで書いてくれたら、これまた楽しいわいね。

お正月を日本で過ごすことはいろいろと難しいので、これから毎年これを我が家のイベントにしようと心に誓ったのでありました。




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2010/01/06

紅白歌合戦は懐メロばかり

友だちの家で『第60回紅白歌合戦』を見た。

自分が小学生のときとかは、昭和歌謡曲の良い時期で、大晦日はレコード大賞を見て、9時からは紅白という流れが当たり前だった。

でも成長するにしたがって、歌謡曲の方向性も変わっていって、自分も変わっていって、紅白なんて見る機会はなくなっていくし、例え見たとしても知らない歌手ばかりでちーっとも面白くなかった。

こうやって海外で生活するようになると、例え知らない歌手ばかりでも「やっぱり紅白みないと年は終わらないし、正月を迎えられない」的感覚に陥ってくるんだな。

で、見てみたら……知らない歌手は多いし、それも若いのは歌がへたくそだしって、あんなちゃらちゃらした格好でなんだー! とぐちぐち愚痴っている自分は完璧に「おばさん」になっている(笑)。

それに比べて復活アリス(やっぱり「チャンピオン」歌ってくれましたな(涙))に驚き永ちゃん(「時間よ止まれ」は懐かしすぎいいいいいい)に、石川さゆり(「津軽海峡冬景色」素敵)とか聞いたら、あっという間に小学生に戻ってしまったよ、あたし。

それにしても小林幸子。
人形幸子の手の上に生幸子。Sachiko on Sachiko.すごすぎ。
歌、うまいんだから普通に歌で勝負しろよっ。
って、もう、あそこまでいったら誰も止められない? 

そういえばスーザン・ボイルのときにキムタクの英語が通じなかったとネットでキムタクは揶揄されていたけれど、多分、あたしが出ていても「?」って顔されたと思う(って、比べるな?)

普通に友だちの旦那さんに話をしていても「え? ごめん」的なことは言われるしさ。
ま、それだけ日本語アクセントが強いジャパングリッシュを話ているあたしですし。

なのでキムタクの英語力以前の問題として、スーザンさんが日本語なまり英語を聞いたことなかったりしているとやっぱり「?」となると思うんだよね。多分、それから少し時間経ってスーザンがキムタクの英語に慣れたら普通に話せると思うし。

住んでいるあたしとしては、最初っから通じないというのはかな〜りまずいんだけれど(苦笑)。今年の目標の一つとして「英語力向上」でしょうか。

あとはどうして清志郎たちの追悼ではなくって、マイケル追悼なの?? それもスマップ??

彼らのダンスレベルがどのくらいなのかは知らないけれど、キムタクのダンスは悪いがキレがなかったぞ、と。やっぱりちょっとずれているというのか、なんなんだろうな。もう遺伝子的問題かも。

悪いがご近所のガキンチョたちのほうが、もっと上手にマイケル踊れます(当たり前?)。

とまあ、愚痴ばかり。
でもきっと来年も見ちゃうことでしょう(笑)。





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2010/01/02

オムライス

ベネッセ(進研ゼミ)から出ている幼児教育教材に「こどもちゃれんじ」というのがあって、獅子丸、ただいまチャレンジ中。

毎月毎月何かしらおもちゃがついてくるんだけれど、今月1月号は「なりきり レストランセット」なるものがついてきた。
まあ、要するにレストランごっこして、会話の幅を広げましょうというのが目的らしい。自分なりの表現力、言葉で伝える力がつきます、なんて書いてあるね、へえ。

で、この中にオムライスが入っていて、それがいたく獅子丸の心をとらえて離さない。
お客さん役をやる度に、何度も何度も「オムライス下さい」と言って、最終的には「お母さん、オムライスが食べたい」に発展。

よござんす。
そんなんでよければお作りしましょう。

ということで、新年二日目の夜ご飯はオムライスに決定!

野菜嫌いの獅子丸だけど、ニンジンすり下ろしたのと、ブロッコリーの芯(これが一番うまいと思う)を細かいみじん切りにし、マッシュルームにタマネギをしこたま入れて、鶏の胸肉とご飯を炒め、思いっきりケチャップを入れて、卵でくるんでできあがり。

「うわああああ、美味しそう♪」

卵の上に名前を書いてあげようと思っていたのに、こっちのケチャップの口って大きくって(広いというの?)、でもって勢いよく出るので、結局書けた言葉は「W」。
ま、獅子丸、W好きだからよしとして。

「美味しい?」
「うん!」

口の周りをケチャップだらけにしながら、がつがつがっつく獅子丸。
どうでもいいけれど、子どもってケチャップ好きだよな。

ところがあと5口くらい残した辺りで獅子丸が泣き叫び始めた。

「もういらないいいいいい、これ、いらないいいいい。もっと食べるうううううう」

は?

まだお腹は空いているから、もっと食べたいんだね?
でも、今、お皿の上に残っているものは食べたくない、とな?

いやいやいやいやいや。
それ、無理。
まずは今残っているものを片付けてから、次に行くのが常識。

「たまご、こわれちゃったあああああああ」

…………………………。

2、3歳児をお持ちのお母さん、もしくは持っていたお母さんだったらわかっていただけると思うのですがー、他人からみたら「そんなん、どうでもいいじゃん。特に違いなし、味に問題なし」的なことでも、子ども本人にしてみたらめっちゃこだわるところがあって、少しでも違ったら、ちゃぶ台ひっくり返すくらいに拒否反応って示しませんか?

獅子丸はそういうことが多くって、頭の中で描いたイメージ通りにコトが進まないと泣き叫んで全拒否するんですな。

例えば、いなり寿司。
あれって、どうしてもぼろっとなって、中のご飯、出てきたりするじゃないですか。
獅子丸の場合、まだお箸がきちんと使えないので、だいたいフォークで食べることになってしまう。でも、またフォークが中途半端に刺さるから、口に入れた瞬間に全崩壊→いらないいいいと泣き叫んで食べない。

例えばお好み焼き。
小さめに作ったものを、そのままお皿に乗せてあげるんだけれど、「獅子丸、ざくざく小さく切る?」の一言なし(つまり、本人の許可無し)で切ると泣き叫び、食べない。

同じように、ソースとかぬってあげても、本人の許可なしでやるとダメ。

はっきりいって、面倒くさい。
あー、面倒くさい。
大きな声で言うけれど、面倒くさいったらありゃしないのだ。

でも、幼児教育関係の本なんかを読むと、そういうのは子どもの成長にとても必要なことだから「がたがた言うんじゃありません!」と否定することはよくないらしい。

あー、さいでがんすか。

で、今回のオムライス。
こいつも量が減っていくにしたがって、卵とライスの関係、バランスが崩れて、最終的には卵がライスをくるんでいなかったのが、いたく気に入らなかったらしい。
うーん、もっとスプーンの使い方を会得すると、うまくいくんだけれどねえ。

あと付け加えるのであれば、おかん、めっちゃ久しぶりにオムライスなるものを作ったから、けっこう厚手の卵でくるんでしまったんだよね。なので簡単に卵が切れない状況でもあったとも付け加えておきましょうか。
次回はもっと食べやすい、薄手にしてみます。

新たに作ったオムライスを食して獅子丸、一言。

「お母さん、オムライス、美味しかった。どうもありがとう」

どんなにわがまま言われても、泣き叫ばれても、その一言でおかんは全て帳消しだよ〜。

「また作ってね」

おうおう。
野菜、もっとガツンと入れてやるからな(ニヤリ)。




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2010/01/01

明けましておめでとうございます

2010年になりましたね。
おめでとうございます。

今までは「トゥーサウザントほにゃにゃら」というのが面倒くさかったけれど、これからは「トゥエニィ・テン(来年はイレブンだ)」と短くなってらくちん。

さて、元旦だからと言って何をするわけでもなく、だらだら。

一年の計は元旦にあり、と言われても、なんかそんなおごそかな気分にはならず。
朝も普通に味噌汁とご飯だし、夜はちらし寿司を作ってみても「いらない」と獅子丸に言われ……それよりもピザが食べたいと言われましたよ。さすがピザ王。
つか、元旦からピザかよっ。
アメリカ人じゃのう……。



去年を振り返ってみても、2008年のほうが日本に9年ぶりの帰国とか、オバマ政権誕生とかで個人的に興奮することが多かったような気がする。

もちろん去年は大好きな清志郎が亡くなって、そしてウソのような本当の、世界を震撼させたマイケル・ジャクソンの死もあったけれど、個人的に何か、と考えると前にも書いたように本をたくさん読んだくらいかな。あ、あと、動画サイトで日本のドラマやバラエティーも狂ったように見ました(笑)。

蟹座なわたしは、今年の運勢とか見てみたら「旅」がキーワードになっていて、外国に住んだりするのもいい、みたいなことが書いてあった。とっくに住んどるがな! と一人つっこみをしたけれど、でも今年は引っ越しを考えているので、それがそうなのかなと無理矢理こじつけてみたり。

とりあえず明日は、サイトからダウンロードして福笑いとか作ってみようか。


今年もよろしくお願いいたします。




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