2010/10/22

某有名私立学校に申請してみたり

獅子丸の通っている学校の先生が「もうすっかり無いかと思っていたら、電話したらあるというからもらってきた」という、某有名私立学校の幼稚園へ申請するための申請用紙。

あたしはそんなところへ獅子丸を行かせなくても、と思っているけれど、先生が強力に推すし、学校の人と知り合いという、ある意味コネのようなものもあるようなので、まあ、取りあえず記念受験(笑)。

しかし驚いた。
写真いるんですわ、そこ。

ここの学校、ちょートラディショナルなので、やはり襟付きシャツにベストとかの格好で写真撮らないとアカンやろうな〜と、妙に頭を悩ませてくれる。

でも、他の私立学校のように「あなたの子どもの長所と短所を教えてくれ」だの「ここの学校を選んだ理由は何だ」とか、書かされないから楽ちん。
鼻歌で書き込み終了。

ここの学校も他の私立同様にいかに人種を混ぜるのか「多様性(これ、キーワードだね)」ということに重点を置いているらしい。

Our school cares deeply about diversity in the broadest sense of the word.......

ですもの。
そうなんですか、へえええ。

でもあたしの友だち、たまたまだけど、その学校の幼稚園生が公園で遊んでいるところに出くわし、ざっと見た配分だと、ほとんどが白人だったと。多分10%くらいが非白人だったようだったとか。

申請書の中にも家族にその学校の出身者はいるのかと聞いてみたりしているし。
やはり見内に出身者がいると、優先なんだろうね、入学の。
毎年36%くらいが、まさに初、な人たちらしいし。すくねっ。

しかしそれよりも驚いたのが、私立の申請用紙が配布されるのって、レイバーデイの翌日から。
毎年9月の第一月曜日がレイバーデイ。今年は7日でしたな。

この学校、9月末の時点で600家族からの応募があるらしい、ここ数年。
インタビューが受けられるのは、400家族。
でも、クラスに入れるのは60人。

なので、普通に考えればこんな10月末くらいに「申し込んでみようかなあ」なんて、もう、ありえないってのよ。非常識なわけですよ。

だいたい11月頭が〆切だったりするのに、ここの場合は集まっちゃったら10月半ばくらいで締め切ったりしているみたい。

そういえば他の学校も「もうかなり届いているから、できるだけ早く送ってね!」といっていたっけ。ラストウィークざんす。

しかし、すごい倍率だよね。
実際の倍率、見内がいる人といない人とじゃエライ差でしょうな。

でもこの学校、ちょこっと気に入ったのが、ファイナンシャルエイドを受ける人は申請料金、払わなくても良いってコト。素敵(あほー)。
年間費用はもちろん300万円超えですが、もちろん。

ランチに16万円使うって何喰わせてくれるんだ?
全てオーガニック??(なピザやチキンナゲット??)

謎です。

しかしこれは第一歩。
これからどんな道のりが待っているのか……。

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2010/10/16

ニューヨーク流、私立幼稚園への入り方?

ニューヨークの私立幼稚園の学費は、マジで目玉が飛び出すくらいに高い。
年間300万円はざらに越えるところが、ごろごろ。
日本の有名私立大学の工学部の学費に匹敵らしいですな。


まあ全米有名(優秀)校トップ10のうち6校がアッパーイーストとウェストサイドにあるっつーくらいですからね。


一般家庭ではそんなお金は払えないわけで、となると、金持ちしか有名私立学校に行けないじゃーん。
やはり生まれたときから「勝ち組」「負け組」が決まっているのか……。

でもそこはアメリカ。
多くの人たちにチャンスを、なのか、ファイナンシャルエイドなるシステムがあるのだ。


簡単に言ってしまえば、その家庭の収入によって、学費を設定できる、というやつ。


実際あたしの友だちも、コロンビア大学系の幼稚園へ入学が決まった。
こちらの学校もまともに払えば年間300万円近く。


ところが一言「払えません。ウチの年間の収入は○○です」と伝えたらしい。
「幾らなら払えるの?」と学校側の人に聞かれて「○○くらいなら」と言ったら、それが通ったらしい。


友だち曰く「すごい安くなってラッキー」と言っていたけれど、うん、その金額は非常にリーズナブル。というか、あり得ないくらい安い。


なんつー太っ腹。
入れたいです、獅子丸をっ!
プログラムもとてもいいというし、なんてったって、人種が混ざっているし←ここがポイント。


でもコロンビアは、まずは抽選があって、それが受かってからじゃないと、面接に行けないという……。きびちい。


ファイナンシャルエイドと共に、有名私立が声を高らかに唱えているのが「人種の偏りをなくす」ということ。


だって普通に払える人しか入れなかったら、金持ち白人に固まってしまうでしょ。
それはちょっと(かな〜り)体裁が悪いので、人種別な特別枠が設けられている様子。
でも「アジア人枠」は無いところが多いとか。


多分、優秀な中国人、金持ちな韓国人のおかげでしょうか。あとインド系とかね。


でも、日本人とのミックス、というのはかなりおいしいらしく、かなりの率で受かるのでは? ということを、周りのお母さんたちから言われたりしているおかん。


「もー、とにかく受けなさいよー。獅子丸、ミックスだし、奨学金だってあるし、大丈夫よー」と、かなり言われています(苦笑)。
最後の一言に「獅子丸のこと、嫌いになる先生なんかいないわよー。彼はすごく魅力的だから」と、なんともアメリカ的な締めくくりだけど、ありがたいというのか、なんというのか。
バカだったら受からないだろーというつっこみは横に置いておいて


諦めない


ということを、日々教えられている感じ。


それにしても、本当にみんなよく知っている。
仕事して、子どもの相手して、よく時間、あるよなあ。


あ、もしかして掃除は掃除婦に頼んで、食事はほとんど外食か缶詰か冷凍食品だからとか?


ただ単にあたしと違ってリサーチが上手で、今から「きゃーっ」となっているあたしと違って、春先からしっかり準備しているからであろう。


うん、きっとそうだ。


ということで、ファイナンシャルエイドを狙いつつ、人種が混ざっている私立へも申請してみることに決めたおかんです。


さてはて、どうなるかしら。







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2010/10/13

キンダー狂奏曲、始まる

獅子丸の、来年9月から始まる幼稚園選びをしないといけない時期になった。

って、あたし、すっかり世間から乗り遅れ(苦笑)。

だって、今行っている学校の先生が獅子丸を某私立に入れるから「何も心配しなくたっていいから」と散々言われていて、もともと怠惰な性格なのであぐらをかいていたあてくし。
あとは公立に申請して〜とのんびり構えていたのだよ。

したら、先生、この夏心臓やられて倒れまして、手術されました。
「I almost gone(三途の川を見たよ)」と、学校の初日、笑いながら言っていた。

先生、もう高齢だし、いつもいつも「獅子丸はいつで4歳になるの?」と聞いていたので、実は記憶力が怪しいのでは……と、あぐらをかきながら思っていたので、学校のことを聞いてみた。

「大丈夫!」

そうか。
でもその学校に100%入れる保証はないしね。
他の私立にも申請してみようかと思うと言ったら

「いいんじゃない」

と。

「あ、そういえば、XXに連絡した?」
と先生。

え、してないよ。
その団体は知っているけれど……

「え、してないの? うーん……」
って、せんせいいいい。
任せておけって言っていたじゃん!

と言ったところで仕方ない〜。

自分が本来であれば主導権をもつべきなんだから。

ということで、遅まきながら、参戦(涙)。

有名(でもってちょー高い)私立の申請用紙は9月の第一月曜日(レイバーデイ)の翌日から配布され、あっという間になくなったらしい。

オカン友だちかが貸してくれた、マンハッタンに住む両親向けの私立学校ガイドブックを読んでいるけれど……何がなにやら頭が痛くなってきた。
でもすごく参考になるので、購入決定。
本来であれば、出た6月に買って、いろいろ勉強しているんだろうなあ(もっと早いのか)。

公立でやっている「英才教育プログラム(Gifted and Talented Program)」の受付も始まったし→コチラ(11月17日までに申請)

行かせようかと思っている私立学校のオープンハウスに間に合いそうだし、とりあえず今からできることをやろうと思ったおかんです。

ということで、しばしの間、おつきあい下さいな。



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2010/10/08

らせん

午後、友だちの娘さんと一緒に獅子丸を学校の近所にある公園で遊ばせた。
その時、2歳にならないくらいの黒人の男の子が遊具の上から落ちた。

どさっ

という音がして、彼は動かなかった。
一瞬のことで、あたしは動けなかった。

母親は息子から離れたところに座っていて、他の人と話をしていた。

その子が落ちた遊具の高さは、獅子丸が前に骨を折った高さと同じくらい。
すごーく高いイメージがあったけれど、良く見るとそうでもない。
でも、180センチ(推定)くらいの高さはあるので、決して低くもない。

早く救急病院へ連れて行かないと。

と思っている、あたしやあたしの友だちの意志とは裏腹に、母親はその状況を見て一言「Damm!」と叫んだだけ。

「もしかしたら恥ずかしいのかもね、子どもがそういう状況になっちゃったってことを」
と友だちは言っていた。
その気持ちはわかるけれど、命を争う問題だから、さっさと行動移さないと!

普通、子どもが落ちてすぐ泣いたら「大丈夫」という。
でも、彼は泣かなかった。
ぴくり、とも動かなかった。
落ちたときに左肩を打ったこともあるだろうけれど、とにかく動かず泣かなかった

そういえば獅子丸が落ちたとき、ぼくちゃんは「病院へ!」と叫んだけれど、相手をしていた娘さんのお父さんは「そんな大げさな」と言ったと言っていた。

彼らの中で、血が出るとかじゃないと、救急病院へ行く必要がないと思っているのだろうか?
あるいは、自分がしっかり子どもを見ていなかったから、その事実を知られたくないのだろうか。

少なくとも、あんな高いところに1人で子どもは放置しないよ。
親か、姉弟が一緒にいるべきだ。

うちのご近所の人たちは、よたよた歩きの、多分2歳にも満たない子どもでも1人で遊ばせて、自分はベンチに座って他人と話しをしているパターンが多い。
だいたいそういう場合は、お兄ちゃんかお姉ちゃんに面倒を見させているけれど、でも最終的に何かあった場合は親が責任を持つのが当たり前のこと。

今回のお母さんはよく見たら妊娠していた。

その落ちた子どもは、少ししてからちょこっと泣いて、その後何かを買い与えられ、ストローラーで寝させられていた。
1時間半後には、普通によちよち歩いていた。
また遊具の方に行って、滑り台とか滑りたがっていた。

学校から帰ってきたのだろうか、お兄ちゃんらしき人がその子をケアしている。
でも、落ちたときは、誰もいなかった。

大丈夫なんだろうか。

「平気よ、こうやって歩いているじゃない」
と、親はいいそうだけれど、それは「今」の話であって、後から何か来るかもしれないのに。



ハーレムには、いや、似たようなコミュニティーには親が無自覚で子どもを虐待していることが多い。

でもそれは、親になってしまった彼らも、きっと虐待にあっていただろうから「それが普通」と思っている率が高い。

でもそれは、普通じゃないの。
それはあなたが住んでいる、小さな、小さなコミュニティーでは普通のことかもしれないけれど、違うんだよ。

誰かが教えてあげないと、この「負のらせん」は断ち切れない。

例え教えてあげたとしても、聴く側の態度が攻撃的になるだろうから、そんな簡単にはいかないのが現状なんだろうな。




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