2010/05/17

さらばヤンキース

この日曜日、16日にヤンキースの試合を見に行くべく、新ヤンキース球場に行ってきた。

天気は晴れていて、とても気持ちよく、デーゲームにはもってこい。
先月行ったメッツのときのように、チケットは当日買うぜ。

と、ボックスオフィスへ行って「一番安いチケットはいくら?」

「one fifty.」
ワン・フィフティ。

え? 1ドル50セント?
なわけ、ないよね。

ウチの近所の駅、125丁目もアナウンスでは「ワン・トゥー・ファイブ」もしくは「ワン・トゥエニィーファイブ」というので、その方程式を当てはめると……




150、ドル




まじっすか?!


「えー、本当に?」
「ええ、冗談言っていないわ」と、窓口のお姉さんが申し訳なさそうに言う。

「えーと、ブリーチャー(アルコールの飲めない外野席)とかもないの?」
「ないわ」と、首を振って、これまた申し訳なさそうに言う。

ま、じ????

新球場のチケットはべらぼうに高いので、この不景気でも年間チケットが余ったりして、値段が下がったって話は知っていたけれど、それでも一番安いチケットが150ドルって、ありえないっしょっ。

ただのデーゲームだよ?
ポストシーズンとか、ワールドシリーズのチケットじゃないんだよ??
それも相手はボソックス(Boston Red sox)じゃなくって、ミネソタじゃないっすかー(中部の首位だけど)。

過去の話をしても仕方ないけれど、アタシが初めてヤンキースの試合を見たのは、ええ、まさに11年前の5月、対ボストンとのデーゲームで、ブリーチャー席、8ドルでした。
当日行っても余裕でチケット買えたのに……。

獅子丸は「お母さん、ゲーム見たい、見たいのっ」っていってたけれど、150ドルも払ってみる価値はありまへん。

せっかくだから、貴公子ジーターのTシャツでも買おうかと思ったら、球場に隣接しているストアは閉店。なして? ゲームやっているからか。

仕方ないから、旧球場前のおみやげ屋さんに入って「なんでこんなにチケット高いんだ」と、思わず愚痴ってしまった。

「もうお金持ちの人しか試合、見られないよ」

本当だよ。

なんかさ、アメリカって「そうだ、野球を見に行こう」的はカジュアルさでさくっと、安くスポーツが見られるイメージがあるんだよね。

実際あたしが来た頃ってそうだったし、ま、バスケは野球よりやや高いイメージ。
全米オープンテニスにしたって、1回戦とか2回戦とかだったら40ドルで1日中好き放題試合が見れたし。

もう、そんな処じゃなくなってしまったな。

貧しい子どもたちが、家族が楽しく見られるエンターテイナーだったのに。
映画も高くなってしまったし、あー、つまらん。

メッツの19ドルがとても優しいわ。

もともとヤンキースファンじゃないからいいけれど、しかし、信じられん……。
カジュアルに野球、もう見られないんだなあ。
ちと哀しいなあ。


旧ヤンキース球場はこんな感じ。
2年目を迎えて、がっつり崩壊。
向こう側がホームベースでした。
多分この角度はライト側で、ブリーチャーのセクション39あたり。

いろいろ思い出のつまった球場だったよー。
WCチケット買うのに徹夜までしたもんねー、この球場の周りで。
いい思い出です。



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