2010/01/02

オムライス

ベネッセ(進研ゼミ)から出ている幼児教育教材に「こどもちゃれんじ」というのがあって、獅子丸、ただいまチャレンジ中。

毎月毎月何かしらおもちゃがついてくるんだけれど、今月1月号は「なりきり レストランセット」なるものがついてきた。
まあ、要するにレストランごっこして、会話の幅を広げましょうというのが目的らしい。自分なりの表現力、言葉で伝える力がつきます、なんて書いてあるね、へえ。

で、この中にオムライスが入っていて、それがいたく獅子丸の心をとらえて離さない。
お客さん役をやる度に、何度も何度も「オムライス下さい」と言って、最終的には「お母さん、オムライスが食べたい」に発展。

よござんす。
そんなんでよければお作りしましょう。

ということで、新年二日目の夜ご飯はオムライスに決定!

野菜嫌いの獅子丸だけど、ニンジンすり下ろしたのと、ブロッコリーの芯(これが一番うまいと思う)を細かいみじん切りにし、マッシュルームにタマネギをしこたま入れて、鶏の胸肉とご飯を炒め、思いっきりケチャップを入れて、卵でくるんでできあがり。

「うわああああ、美味しそう♪」

卵の上に名前を書いてあげようと思っていたのに、こっちのケチャップの口って大きくって(広いというの?)、でもって勢いよく出るので、結局書けた言葉は「W」。
ま、獅子丸、W好きだからよしとして。

「美味しい?」
「うん!」

口の周りをケチャップだらけにしながら、がつがつがっつく獅子丸。
どうでもいいけれど、子どもってケチャップ好きだよな。

ところがあと5口くらい残した辺りで獅子丸が泣き叫び始めた。

「もういらないいいいいい、これ、いらないいいいい。もっと食べるうううううう」

は?

まだお腹は空いているから、もっと食べたいんだね?
でも、今、お皿の上に残っているものは食べたくない、とな?

いやいやいやいやいや。
それ、無理。
まずは今残っているものを片付けてから、次に行くのが常識。

「たまご、こわれちゃったあああああああ」

…………………………。

2、3歳児をお持ちのお母さん、もしくは持っていたお母さんだったらわかっていただけると思うのですがー、他人からみたら「そんなん、どうでもいいじゃん。特に違いなし、味に問題なし」的なことでも、子ども本人にしてみたらめっちゃこだわるところがあって、少しでも違ったら、ちゃぶ台ひっくり返すくらいに拒否反応って示しませんか?

獅子丸はそういうことが多くって、頭の中で描いたイメージ通りにコトが進まないと泣き叫んで全拒否するんですな。

例えば、いなり寿司。
あれって、どうしてもぼろっとなって、中のご飯、出てきたりするじゃないですか。
獅子丸の場合、まだお箸がきちんと使えないので、だいたいフォークで食べることになってしまう。でも、またフォークが中途半端に刺さるから、口に入れた瞬間に全崩壊→いらないいいいと泣き叫んで食べない。

例えばお好み焼き。
小さめに作ったものを、そのままお皿に乗せてあげるんだけれど、「獅子丸、ざくざく小さく切る?」の一言なし(つまり、本人の許可無し)で切ると泣き叫び、食べない。

同じように、ソースとかぬってあげても、本人の許可なしでやるとダメ。

はっきりいって、面倒くさい。
あー、面倒くさい。
大きな声で言うけれど、面倒くさいったらありゃしないのだ。

でも、幼児教育関係の本なんかを読むと、そういうのは子どもの成長にとても必要なことだから「がたがた言うんじゃありません!」と否定することはよくないらしい。

あー、さいでがんすか。

で、今回のオムライス。
こいつも量が減っていくにしたがって、卵とライスの関係、バランスが崩れて、最終的には卵がライスをくるんでいなかったのが、いたく気に入らなかったらしい。
うーん、もっとスプーンの使い方を会得すると、うまくいくんだけれどねえ。

あと付け加えるのであれば、おかん、めっちゃ久しぶりにオムライスなるものを作ったから、けっこう厚手の卵でくるんでしまったんだよね。なので簡単に卵が切れない状況でもあったとも付け加えておきましょうか。
次回はもっと食べやすい、薄手にしてみます。

新たに作ったオムライスを食して獅子丸、一言。

「お母さん、オムライス、美味しかった。どうもありがとう」

どんなにわがまま言われても、泣き叫ばれても、その一言でおかんは全て帳消しだよ〜。

「また作ってね」

おうおう。
野菜、もっとガツンと入れてやるからな(ニヤリ)。




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