今ではすっかり両親にも慣れて、楽しく日本の生活を送っている(ように見える)獅子丸。
でも、帰ってきた数日は、そうじゃなかった。
夜中にむっくり起き上がって「おうちへ帰る」と、何度も何度も言っていた獅子丸。
獅子丸にとっての「お家」は「ニューヨーク」であって、東京の、この家じゃない。
獅子丸はこの家のことを「じいじいとばあばのお家」と言う。
確かにその通りだ。
それから1週間経って、日本の生活に慣れてきたけれど、今度はどうやら「英語」が恋しくなってきている様子。
確かになーと。
あたしはニューヨークに住んでいるときは、獅子丸にバイリンガルになって欲しいばかりに、やっきになって日本語の絵本やテレビ番組を見せていた。そのおかげか、もともと獅子丸が言葉に興味があるのか、日本語もかなり話すけれど、彼にとっての第一言語は「英語」。
家にいても、あたしと話すときは日本語でも、ぼくちゃんと話すときはもちろん英語だし、一歩外に出れば、英語で会話するのが獅子丸にとっての日常。
それが、ある日を境に一気に閉じられてしまった。
大好きな機関車トーマスをテレビで見ても日本語だし、街中に英語があふれているといってもニューヨークほどじゃない(当たり前だけれど)。
あたしも旅行に行ったときに、3週間ほど日本語がまったく話せない状況になったことがあった。自分の人生でまったく関わったことのないスペイン語を話す人たちに囲まれて、すごいストレスがたまった。
それと比べると、獅子丸は日本語が話せるんだからいいじゃーん、なんて思ったりもしちゃうけれど、でも仲のいい友だちと離れ、好きなオモチャとも離されて、第一言語である英語が話せない状況であるっていうのは、、かな〜りストレスになっているんだろうなと想像がつく。
いくら子どもが大人と違って適応力があるとはいえ、ちょっと親のエゴかなあと思ったり。
なんてたって3ヶ月近い日本滞在だからね。
といっても、今回の体験が獅子丸にとってどうなるのかというのも、実に興味深かったりもするのであった。
さ、どうなるかは、のちのち。
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