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2010/09/11

獅子丸の頭の中

9日夜に、何事もなくニューヨーク、ハーレムに帰宅。
ああ、帰って来ちゃったよ。
まるで夢のようだった日本滞在よ、さようなら〜。

冷蔵庫を開けてみればアメリカ食ばかり(当たり前)。
今日(10日)さっそくスーパーに行って、お米やら豆腐やらを購入。
ついでに図書館で、日本で気に入って何度も何度も読んでいた英語の絵本も借りてこよう。

その図書館で、けっきょく見つからなかったけれど他の本を借りることになり。
獅子丸、カウンターでお兄さんに渡して、チェックしてもらって受け取って。

「獅子丸、お兄さんに何ていうのかな」
「ありがとう」

と、がっつり日本語で返事。

「サンキューだよ」というと「え?」みたいな顔をした獅子丸。

「ここはニューヨーク?」
「そうだよ」
「日本はどこ?」
「日本はもう遠いところだよ」
「誰も日本語話さないの? 獅子丸とお母さんだけ?」
「そうだね、基本的にはみんな英語だね。でも、獅子丸のお友だちで日本語話す人、いるでしょ?」

と、なんだか納得しているようなしていないような獅子丸。

ぼくちゃん(とーちゃん)には英語で一生懸命話しかけているのにね。

公園でも昔からの女の子の友だちに会って一緒に遊んでいたけれど、なにやら泣き叫んでいる。

聞けば彼女がもっているポニーの人形を貸してもらえないから。

「”貸して”って言えばいいんだよ、”貸して”って」
「お母さん、日本語じゃなくって英語で言わないとわかってもらえないのっ!」

そうなんだ、と妙に納得。

日本に帰る前だったら、日本語であたしが指示したことを、獅子丸は英語で友だちに言えていたのに、今は言えないようになっているんだ。

獅子丸、じつにかたくなな男。

彼の中であたしに対しては日本語(日本語を話す人に対してはってこと)。
英語を話す人に対しては、もちろん英語。
と、決めている様子。

なので、日本に帰っていた時も、母が「獅子丸、ちょっと英語話てみて」とか、母が英語を言うと「えー、ばあばは日本語でしょ、英語じゃないよ」と指摘。
あたしが英語を話すのも「なんでお母さん、ぼくに向かって英語話すの?」的感覚あり。

友だちの旦那がイギリス系カナダ人なんだけれど、彼に会う以外はぜったい、と言っていいほど英語を話さなかった。
NHK教育でやっている『Curious George(おさるのジョージ)』にしても「日本語で見る」と言って見ていたし。ニューヨークで普通に英語で見ているのになあ。


よく、バイリンガルを育てるには、親が徹底していかないとダメと言われているけれど、ウチの場合は獅子丸が決めているから、ある意味ラクかも。
もちろん、あたしも徹底はしているけれど、それだけではなく、本人の意志の強さのほうが大切なのかもしれない。

獅子丸、もしかしたらこのまま英語が出てこないかも!?

とはちっとも思っていなくって、1週間もしないうちに何事もなく英語をペラペラ話し出すだろうね。

だって英語が彼の第一言語だし。
それよりも、これからどうやって日本語をキープしていくか。
やっぱりこっちのほうが、重要だな。




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2010/08/29

獅子丸、保育園終了

お泊まり保育も無事終了し、約二ヶ月にわたる獅子丸の日本の保育園体験も終わった。

28日の朝8時過ぎにお迎えに行き、いつものようにどんな調子だったか、様子だったかを先生に聞きながら、涙が出そうになってしまった。

眠るときに、やっぱり淋しくなってしまったそうで、ちょっとうるうるしたみたいだけど、朝の6時までぐっすり眠ったようだ。

公園の水の流れる滑り台を何度も何度もやって、楽しんでいたらしい(滑り台から落ちて骨折したのにねえ、キミにはトラウマっちゅーもんがないんだろうか?)。

今まで保育園に預けていたモノ、そして獅子丸が描いた絵を(って、たったの2枚ですが)をファイルしてくれたり、出席を知らせてくれる手帳とか、いろいろいただいた。

ああ、そういえば木曜日には園全体で8月のお友だちのお誕生日会をやってくれて、獅子丸ちゃっかり参加。よかったよね〜。金色の厚紙で作ってくれた王冠やら手作りアルバムをいただきました。

なんか、こういうのってすごい日本って感じ。

また先生のコメントが泣けるんだな、これが。

「獅子丸が最初に保育園に来た日は七夕でした。短冊に願いコトを書きましたが「ニューヨークに帰りたい」でしたね。でもそれから保育園になれて「もっともっと保育園で遊びたい」というようになってくれましたね……」

とか書かれていて、ちょっと(涙)(笑)。

獅子丸、今朝も「どうしてニューヨークに帰らないといけないの?」とか言い出してさー。

おーい、まじっすか?

でもそれだけ楽しかったということなんだろうね。

保育園に行って、こんなことができるようになったよ。

●歯みがき:これはもう本当におっかけっこして、羽交い締めしてやっていた。それも毎日できなかったし。でも今ではちゃんと磨くようになった。保育園でもランチのあと、率先して流しに行っていたらしい。

●シャンプー:とにかく泣き叫んで大変だったのに、今では「今日、髪の毛洗ってもいいよ」と言って、風呂場の席に座って待っている。すごい。

●食事:かなりの割合で野菜、しっかり食べるようになった。なんかガツン、と野菜そのもの(キュウリやトマト)が出てくるとまだ苦手みたいだけれど、それでも大きめにカットされていても食べる。つーかさあ、保育園で出る食事は全部食べるけれど、それ以外はいやっていうの、やめてくれ。

初めて完食した日が4歳になった誕生日「先生、獅子丸、今日ごはん、ぴかぴかにするの」と言って、食べたんだって。なので、今でも「XXぴかぴかにする」といってがんばっている。

●洋服をきちんと着られるようになった:ほぼ毎日といっていいほどプールに入っていたから、どうやって着るのか教えてもらったみたい。ハンカチの折り方とかいつの間にか知っていてびっくらこいた。

それ以外にも、友だちと時間を決めてオモチャをシェアすることを覚えたり、今では何をするにしても、時計の針がどこどこを指したら(長い針が6になったら)、やめようね、次の行動に動こうね、ということができるようになった。

まー、ちょっと(かなり)親ばか入っているけれど、すごい成長ぶりだよ。
このままあと1年くらい、入れていたいですもん。

給食は皆が席についてから、お歌を歌って一緒に食べる。
(おててぱっちん、はい、皆さん、ご一緒に「いただきます」)

とにかくさー、みんなと一緒にやる、ということを覚えたのはいいことだと思うんだよね。
要は「我慢」を覚えたとでもいうのかな。

アメリカ人って、我慢が足らないといつも思うの、あたし。
とくにご近所ハーレムの子どもたちと生活していたときも、もちろんランチはみんなが席についてから、という決まり事はあったけれど、日本ほど徹底されていないというのかな。たまに先生がフライングしていたりして(苦笑)、なんだよ、それって思ったこと、多々あったし。

歌を歌うときには一列に並んで直立不動で歌っているのを見たときは「おーい、軍隊ちゃうからー」と思ったけれど、そういうことを学ぶのもいいかな、と。

とにかく相手のことを気遣う心って言うんですか?
うーん、なんかうまく言えないけれど、その状況をちゃんと読んで行動するということを、教えてもらったような気もするな。

アメリカ人って良い意味でも悪い意味でも「個人主義」過ぎるからね。
一応並んでもうるさいし(苦笑)。

いろんな意見があるだろうけれど、やっぱり幼稚園時代は日本式に全世界、したらいいよー。
そうしたらさ、授業中は静かにするってこと、覚えるよ(ハーレムの高校生たちはうるさかったよー。テストのときもおしゃべりしていたからねー)。

あとは、あたしがどこまでこれを継続できるかってこと。
なんかハンズやロフトにはかわいいシール、売っていないからちと困っているんだけれど、スタンプに替えてでもいいから

・あいさつはできたかな?
・お友だちと仲良く遊べたかな?
・お片付けはできたかな?
・ごはん、キレイに美味しく食べられたかな?

の4つをクリアしたら、あげる方向で行きます(鼻息荒く)。

食事に関しても、幼児食に関する本を3冊持っていて(それだけ悩んだんですわ)、誰かにあげようかと思っていたけれど、帰ったらフル活用させていただきます。

いい保育園でよかった。




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2010/08/26

獅子丸、お泊まり保育へ

7月7日から行きだした保育園も、今日、8月27日で最後。
最後の最後は「お泊まり保育」。
なんと今日は保育園で一泊お泊まりして、明日土曜日の朝のお迎え。

獅子丸、初めてのお一人様お泊まり。



初めて保育園を訪ねたときに、毎月いろいろなイベントがあり(7月は夏祭り)楽しそうだった。8月は獅子丸が通っているクラスの子どもたちのみ、一泊お泊まりをする、という企画がある。

「そうですね、慣れたらぜひ参加して欲しいのですが……」

と言われて、うーん、どうかなあ、なんて、その時は思っていた。

最初の頃は、当たり前だけど泣いて泣いて、ランチは食べない(お茶のみ飲んでいた)、昼寝のときも泣いて、それはそれは大変だった。

1ヶ月経った頃にようやくいろいろなことに慣れたのか、毎日楽しく保育園に通うことに。

「お泊まり保育、どうでしょうかね、獅子丸くん」と、申し込み書が回ってきたときに聞かれ、う〜ん。

「獅子丸、F先生とK先生と、お友だちと一緒にお泊まりする?」と聞いてみたら「うん!」と元気な声。

まーそうだよなー。
親が頭であれこれ考えるよりも、子どもって意外といろいろ平気にできちゃうもんだし、いつも一緒に遊んでいる友だちが一緒なら平気でしょう。

ということで、京王線に乗っておでかけして、ランチに戻ってきてお昼寝。
それから夕ご飯のお好み焼きをみんなで作って、花火して、お風呂に入って、おやすみなさい、となるみたい。

楽しそうじゃないかー。

おかんはおかんで、この夏、初! の1人夜。
なーにしよっかな。
知り合いのバーに酒でも飲みにいくか。

普通実家にいたら、親に預けてよなよな遊びに行くのでしょうが、ウチのおがき様は元気良すぎで、でもって頑固にかたくなだから、親じゃ手に余っちゃうんだよね。
年も70歳過ぎているから、ちょっと厳しいし。

ビバ、日本の保育園!
どうもありがとう!

明日は朝8時にお迎えだから(はえーなー(笑))、おかんも深酒できません(涙)。

短き夜を楽しみます。





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2010/08/18

海は広くてキレイだった

13年ぶりに日本の海♪ に友だちと行ってきました。

前の日に違う友だちとBBQやって寝るのが遅くなった獅子丸。
車で千葉の九十九里まで行ったんだけれど、案の定、乗って10分くらいで車に酔ってしまった。

薬局で酔い止めの薬を買ったら「5歳からの薬しかないですね。4歳は医師の診断が必要になります」と言われてもー、今すぐ飲ませないと海に行けない!

「何かあっても責任は取れませんので」
「それでいいです。何かあったら医者に行きますから」

って、日本のお薬は効きが弱いから平気。
1錠がつっと飲ませたら、また気持ち悪いと泣き叫びつつ、そのまま海に着くまで寝ていた獅子丸。ちょっと強行軍すぎかしらん?

そして海!
海と言えば、海の家!

でも駐車場入ったら、プレハブでできた似たような簡易海の家がずらりと横並び。
さてどうしようかなと言ったところに、よく焼けた兄ちゃんがやってきて「ウチへどうぞ! トイレもシャワーも使いたい放題です」と営業。
大人1000円、子どもは1人まけてもらって1人500円。

でもさー、トイレ使いたい放題って普通だよね?
それよりも毎回50円とか100円とか払わないといけないのかしらん??

初めての千葉の海はキレイだったー。


砂浜もキレイで、驚いた。

ビール瓶の破片とか、タバコの吸い殻が砂につっこんであるコニーアイランドなどに慣れているあたしにはきらきらまぶしかったよ。

「海開き前に大掃除するからね」
と一緒に言ったエノさんのお言葉。

うーん、ニューヨークでもぜひ。
やってもやっても汚す奴はあとを絶たないから無理か。

実は獅子丸、去年の夏にコニーアイランドでおぼれかかったことがあって、それから自分でだだだーっと海へ入らなくなり(当たり前)。
今回も海の中にはなかなか入らなかった。


砂遊びもそれなりに楽しかったようだし、ま、いいか。

でもお昼食べたら違ったね。


こんな感じで、ボートというのかな、に乗せてもらって、波乗りして遊びまくり。
九十九里って外房だから、思ったよりも水は冷たかったし、お盆過ぎた翌日ということもあってか、波もだんだん高くなってきたり。

2つ年上のKRくんが獅子丸と上手に遊んでくれて、でもって子どもと同じレベルで一緒に遊んでくれるエノさん。一緒に遊ぶのが楽しかったのか、波にのまれてものまれても何度も何度も波乗りに挑戦する獅子丸。

泣くかと思ったのに。

翌朝、食事しているときに、たたんである口拭きタオルで「見て、お母さん。ほら、これボートだよ。ざっぷーん」なんて言って遊んでいたから、よっぽど面白かったみたい。

コニーアイランドでああいうの、使えたっけ?
使えるんだったら来年、同じように遊ばせてやりたいなあ。

結局、監視員がいなくなる3時45分の5分前までめいっぱい遊んで、大人たちはサザエのつぼ焼き食べて(でかかった。でもって高かった)子どもたちはかき氷を食べ、友だちの実家が千葉市にあるから、そこに立ち寄ってシャワー浴びさせてもらって、ラーメン食べて、帰りは電車で帰ってきた。

獅子丸、電車の中で寝るかと思いきや寝ず、家に帰ってきて、絵本読んでコロリ。
よくがんばったな。

それにしても、今回海の家で食べたたこ焼き。
ありゃーまずすぎてびっくりもんだ。
だって冷凍のたこ焼きを揚げているんだよ??
あり得ない。
ありえなあああああああああい!!

でも獅子丸は最近たこ焼きにはまっていて、ランチとかき氷の後、また食べた。
しえー。
不思議。

あー、それにしても焼けたところがイタイ。
日焼け止め塗ったけれど、ビーチの日差しはやっぱり違うね。

いいの、いいの。
やっぱり焼けてなんぼですから。

また来年、行きたいな。



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2010/08/17

食玩『もじバケる』に雷うたれるほど感動した

先日海行ってきました(のちにアップ予定です)。

その時、一緒に行った友だち家族からオモチャをプレゼントされたんですが……こいつがすごかった。想像力を超えて〜です。

その名も『もじバケる













見た?
見た?
見た?
よおおおおっく見てね。

漢字が、例えば「犬」
これが犬に変身しちゃうんだよ。
そしてたったの100円という安さ。

アメリカで1ドルで買えるものとのクオリティーを比べて下さいよ。
すんごくない?

さっそく6種類集めて(笑)、作ってみたんだけれど、これ、まじすごい。
今回帰ってきて、いろんな意味でいろいろ驚いたりしたけれど、これがダントツかも。



アイディアとして「漢字がその漢字の意味のオモチャに変身するのって、面白そう」というのは、なんとなく出てきそうな気がする。

そこから、本格的に文字を探して(今回は、犬、魚、馬、竜、鳥そして虎の6文字)、それを立体にする、それも無理なく、子どもが作れるように。

でも売値は100円。

うううううううむ。

商品ができるまでのプロセスとか知りたいわあ。
なんで? と聞かれると、ちと困ってしまうけれど、ピックアップした漢字はどのくらいあったのか、試作品とか、うん、知りたいな、純粋に。

一応3歳以下の子どもには与えないようにとの但し書きがしてあるけれど、4歳児の獅子丸にはまったくをもって難しかった。

友だちの息子は6歳でパズルとかブロックなんかが大好きだけど、ちょっとてこずっていた。
でも一度作ったら、さくさくやっていたから、そんなに難しいものじゃないのかも。



それにしても、バンダイといい、トミカといい、うまい商売してるな。

ええ、我が家はトミカにやられっぱなしです(プラレールとしい、トミカカーといい……)。

でも逆に仕事したら、面白いかも。
うん。




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あまのじゃく

オカンは知らなかったよ、獅子丸がこーんなにあまのじゃくだったなんて!

いや、もしかしたらその傾向はニューヨークにいたときから始まっていたのかもしれない。
だがしかし、ここに来て本領発揮。

あたしの友だちでも、母や父が言ったことに対して、最初のお答えは常に

NO。
いやだ。
ダメ。

と否定形。

先日もそうだ。
昔バイトしていた、西麻布にあるタイレストラン『ライステラス』に当時一緒に働いていた人たちと集まって、その後、西麻布の交差点にある某カフェでお茶をした。
そこでニューヨークチーズケーキなるものを発見。
でもさ、すんごいちっちゃくって600円。たかっ。
場所柄そんなもんかもしれないけれど。


獅子丸、猛烈に「食べたい」攻撃。
うーん、そうえいばランチ、そんなに食べてないからね、ちょいとお腹空いているのかな。
「食べたいの、食べたいのおおお」と半泣き状態。
泣かれてもねえ。

と渋っていたら、友だちが「じゃあ、あたしが買ってあげるよ。でもじゃんけんして獅子丸が勝ったらね」という話になった。

「獅子丸はじゃんけんなんかしないのっ!」と反撃に出る獅子丸。

「Jちゃん(友だちの名前)は買っちゃだめなの、チーズケーキを買っちゃだめなのっ!」
「どうして、食べたいんでしょ? もういいよ、じゃんけんだけしようよ。そうしたら買ってあげるから」
「だめっ! お母さんしか買えないのっ!!! うわあああああああ(号泣)」

とまあ、こんな感じなのだ。

獅子丸のために、よかれと思ってオファーしてきてくれているのに、みーんな否定。

あーあ、そんなんじゃ人生損するぞー。

と、他人事のように観察してしまっているオカンなんですが。

ま、獅子丸もやっぱりいろいろとストレスもあるかもしれないし、幸いあたしの友だちはそんなことを言われても気にしないで、あの手この手で獅子丸の気持ちをくみ取ってくれている(ありがとう)。

もちろん、ウチの母みたいに「そんなあまのじゃくには何もしたらん」と、もはや相手なんぞしたらーん、という態度を取られてもいるけれど。
それはそれで、獅子丸は何かしら感じて大人の階段を上がってくれと思っている。

果たしてこのあまのじゃくなのは、4歳だからなのか(という説あり)、それとも日本だからなのか、ニューヨークに帰っても続くのか、こうご期待。




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2010/08/15

非国民

日本に住んでいた頃は、当たり前だけれど「夏」と言えば

●甲子園
●広島、長崎の被爆
●8月15日の終戦記念日

的なことがあった。

でも月日は流れ、13年目の夏を久しぶりに日本で迎えたけれど、気がつけばそういったことは、押し入れの隅へと押し込んでいる。



1995年の秋口、北京からシベリア鉄道に乗ってモスクワまで旅をしたとき、中国、ロシアの広大なる土地を見て「どうしてこんな広大なる土地に対して、大日本帝国は戦争をふっかけたのか」と思った。

そして今は、広島に原爆を落とし、8月15日、日本に対して敗北を受け入れさせる国に住んでいる。

彼らは常に「リメンバー・パールハーバー」と12月7日に叫び、翌日はジョン・レノンが殺害されたことに対して黙祷を捧げる。

彼らにとって、8月14日はとくに大切な日じゃないような気がする。
それよりもニューヨークに住んでいる人たちにとっては、これからやってくる9月11日のほうが、もっともっと、重要度合いを占めている。



高校野球は見なくなった。
いつも12時になると、試合中であっても黙祷が捧げられてこの時間。
今年は獅子丸を叱っていた。

被爆に対するドキュメンタリー、終戦を迎えるに当たってのドキュメンタリー、そういったことを見たいと思っていたけれど、気がつけば何一つ見ちゃいやしない。

あたしが今回、記憶鮮明的になったことと言えば、日航機墜落事故が25年を迎えたということ。

あの日から25年。
高校1年生だった、あの夏。
ダッチロールという単語を初めて知って、そして誰も彼もがふざけながら使い初めてしまった言葉。



月日は自分が思ったよりも早く流れている。

母国が世界で唯一の被爆国だから、とかいうのではなく、自分の両親を含め、その時に日本にいた人たちの言葉をちゃんと聞いて、そして一滴でも日本人の血が身体に流れているのであれば、伝えていくことって大切なんだろうな、と、ふと、漠然と思った。

なんて書きながら、なんて偽善者なんだーと思ったり。

だって、そんなこと、ツメのアカほども思ったりもしていないのに。
少しも考えなかった自分はなんて非国民。

でもいつか「爆弾を落としたことによって、そらー多くの人が亡くなっちゃったけれど、落とさなかったらこのまま戦争が続いたんだから、アレはオッケーっしょ」という、爆弾を落とした国と、「なんでいつも自分を正当化するんかねえ。広島見てみろよっ」と被爆を受けた国の両親を持ってしまった息子へのためにも、ちゃんと理解するべきなんだろう。

それが、非国民だなと痛感した自分への課題。




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2010/08/12

踏切

踏切実家のある近くを走っているのは京王線。
朝夕のラッシュ時にはかなり走っているので、いつも踏切の遮断機はおりっぱなし。
でもこれ、獅子丸的にはもえ〜な時間になりまして(笑)、すごく楽しい時間。




獅子丸が行っている保育園の建物は、井の頭通り沿いにあるので、踏切がすぐ。

初日、そしてその翌日、他の子どもたちがお昼寝しているときに、園長先生と電車を見に行った踏切。
保育園についた朝、踏切を駆け抜ける電車を見て、自分の気持ちにふんぎりをつけていた獅子丸。

すっかり慣れてしまった今では、朝、踏切を見ることもなく、元気に階段を上げって保育園へと行く。






もう一つ、好きな電車は世田谷線。
ここの踏切を自転車で駆け抜けて、京王線沿いを走って保育園へ行く毎日。

「世田谷線のプラレール、欲しいなあ」って、売っていないでしょっ。
江ノ電はあるけれど、う〜ん、世田谷線はないだろうなあ。
トミカのカタログにも載っていないし。

といっても、京王線もカタログに載っていないけれど、京王デパートで売っていたんだよな。
ということは、渋谷の東急デパートとかにいけばいいってことか?

それにしても、踏切ってなんだか不思議だな。
なんか、妙な魅力があるというのか、なんなんだろうね?

いろんなところで高架化しているけれど、ウチの近所はこのままで行って欲しいものです。





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2010/08/09

阿佐ヶ谷の七夕祭りに行ってきた

昨日の8月8日日曜日、阿佐ヶ谷の七夕祭りに行ってきた。

なんだか仙台みたいだね、1ヶ月遅れなんてさ〜と言ったら、誘ってくれた友だちが「うん、仙台の真似しているからね」とさらり。


あら、そうなの?

でも真似でもなんでもいいよ。

獅子丸に夏祭りを体験させたい!

と、意気込んでニューヨークからやってきたけれど、いざとなると、どこで祭りをやっているのかよくわからない。

それよりも、東京で夏祭りって行ったことあったっけ〜?

雑誌を買って調べたり、ネットで調べたりもしたけれど、よくわからない(笑)。
有名なものだと人が多くって、まだ小さな獅子丸を連れていくのにはちょっと厳しい。というか、人が多すぎて大人ががっつり疲れてしまう。

その点、この阿佐ヶ谷はよかった。
誘ってくれた友だちが獅子丸より3歳年上の男の子のお母さん。息子くんはすごおおおおく面倒見のいいお兄ちゃんで、獅子丸も懐いて、親がラクだった。あと祭りの規模も大きすぎず、かと言って小さすぎずでいいサイズ。


盆踊りとかないのは哀しいけれど、いいの、いいの。
とりあえず「金魚すくい」「スーパーボールすくい」「ヨーヨー釣り」に、かき氷を食べて、ラムネ飲んで、綿飴食べさせて、あとは出店の好きなモノを食べさせればいいんだもん。

初めての金魚すくいはもちろん(?)うまくいかず。
救えなくても1匹は必ずもらえる。
でも、翌日には亡くなってしまった……(涙)。

大人の人で、やぶれているにも関わらず、さくさく金魚をすくっていた人がいた。
彼のボールの中には15匹はいたね、金魚。プロですか?

価格が150円から500円の間を行ったり来たりで、思った以上に財布に優しくなかったけれど、獅子丸、大満足したからよし、ということで。

それにしても、歩きながら堂々とビールが飲めるっていいなあ(笑)。
たこ焼きをずっと食べたいと叫んでいた獅子丸は、やっとありつけた。
熱いのに口の中をやけどさせん勢いで食べていた獅子丸。美味しかったんだね。

↑懐かしいんだけれど、いまどきの子どもは知らないよね?
誰の選択で彼が選ばれたんだろう〜。気になる。
あとはWCで活躍した本田選手とかもあった。すごいな。

あとは近所の商店街の祭りを見て、花火だな。
花火だー。
これをやれたらこの夏、なーんの後悔もなし、だ。

ありがたいことに、獅子丸と友だちの息子くん、Kくんと仲良くなって、お家に泊まりたいとか言っているから、うむ、ちょっと花火を誘ってみようかな。




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2010/08/07

6番がいいの

世田谷区の三宿の交差点からすぐにある世田谷公園。
ウチからだったら自転車で約30分ほどの距離で、はっきり言って遠いんだけれど、ここにある『ミニカート』なるものが素晴らしいのだ。

いってみれば、足でキコキコ動かしながら動かすゴーカート。


小学校3年生まで利用でき、園内には狭いけれど専用道路がある.
信号やら横断歩道が着いていて、ミニ自動車教習所のよう。

見ているとかなり脚力が必要のようで、獅子丸、最初はまったくできなくって泣き叫んでいた。

前に進むはずが、後ろに行っちゃったりしてね。

「お母さん、押して」と叫ぶ、叫ぶ。
でもさー、前屈みになって押すのって腰が痛い。
なのでちょっとした坂道になったら足で蹴って押していた。

「足で押さないのっ」と、できない悔しさと暑さでキレていた獅子丸だけど、10分くらい経ったら自分でできるようになって、楽しそうにずーっと遊んでいた。

たしかその日は合計2時間くらい遊んでいたのでは?

2回目に行ったときは、日曜日。
混みまくりです。

でも、すごいの。
車が止めてある車庫の前に看板が立っていて、そこにに「待っている人がいたら、変わってあげましょう」「保護者の方も、協力してください」的なことが書いてある。

もちろん待つほうも列に並んで待つ。そうするとちゃーんと変わってくれるんだよね、コースを2周くらいしたら。

素晴らしい。
そんなこと、ハーレムの方たちにはありえない。

獅子丸は獅子丸で、全部で10台ある車のうち「今日は6番に乗りたい」とかなんとか言っちゃってさー、3番が来ようが9番が来ようががんとして動かない。
「すごいですね、その年でそんなこだわりがあるなんて」
「ポリシーがあることはいいことですよ」と、お先に失礼しますと言っていくお父さん、お母さんたち。

確かにそうかもしれないけれど、ただ待っているときの態度がよくないのだ、獅子丸の。

「あの子は6番に乗っちゃダメなの」とか、「獅子丸しか乗っちゃいけないの」など、ちょ一1人っ子のわがまま全開。

おい、こら、まてぇ。

ニューヨークの学校でシェアすること、学んでないの?
東京の保育園でシェアすること、学んでいないの?
自分のものは、自分のもの。他人のものは他人のもの。みんなのものは、みんなのもの。
世の中はお前を中心には動いていないって、教えてなかったっけ、あたし。

こんなわがままにオレは育てているのか? このガキを? 

と炎天下の中、1人ガツンと落ち込んで、もうぐったり。

でも、6番が来るまで他の人に抜かれても平気だし、6番に乗るために10分でも15分でも待つから、ある意味すごいと言えばすごい。
その頑固さ(諦めない気持ち)は失っては欲しくないけれど、たまには融通きかせませしょうさ。
でないと人生辛いぜ〜。

なんて、大人な意見?

こういったことがあると、他の親たちから「あら、乗れましたね」とか声をかけてもらえたりして、意外な交流が始まったりするのが、面白いところ。もちろんその日1日だけとはいえ、なかなか有益な時間がおかんも過ごせて楽しい。

でもなー、もしこれが近所の公園だったら「あら、また獅子丸くん来たわよ、今日は何番乗りたいのかしら」とか有名なガキになっちゃたりして。
日本のお母さんたちは優しいから、すぐ譲ってくれそうだしね。

でもそうすると獅子丸もそれに甘えちゃうから、こうやって2〜3週間に1回くらいちょろっと行って、自分の好きな番号になかなか乗れない体験をたくさんした方がいいんじゃないかと思うオカンなのである。

3回目の今日は、6番乗って、10番乗って合計1時間くらいで満足したようだ。


10番の彼がなかなか変わってくれなく、しびれを切らした獅子丸は自分で彼と交渉。

そうそう、次回からは自分で交渉するように。




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2010/08/03

日経新聞にて、NYCの幼児教育問題を再確認

日本に帰ってきて、何が楽しいかって新聞を読むこと。
新聞〜?
そんなのネットで読めるじゃーん、今のご時世。

なんだけれど、隅々まで読むと、ネットにはあがってこないような記事やらコラムがあって面白い。

そんな中、今日(8月3日)の日経新聞夕刊の世界の話題というちょっとしたコラム欄に『公立小も「お受験」景気停滞が影響?』というのが載っていた。

ニューヨークの公立学校はタダ。
なので地区によっては本当にレベルに差があって、住んでいるハーレムの公立学校のレベルは怖いくらいに低い。中にはいい学校もあるけれど、そこへ行くために学区へ入るべく引っ越しをしたりと、まあ、とにかく大変なのだ。

それと共にIQの高い子どもたちを発掘・育成する連邦政府プログラム「ギフテット&タレンティッドプログラム(GTプログラム)」というのがあって、小学校付属幼稚園に入るために4歳でテストを受けないといけない。

獅子丸の場合は、来年の9月から幼稚園なので、もしこのプログラムを受けるのであれば、この冬が勝負! なのだ。

ところが今年このテストを受けたのが約1万2千人で、枠は5校で定員はたったの300人。
そのテストを受けるための塾や家庭教師は盛況。
当たり前だよね。

ところでニューヨーク市は私立との併願者のことを考慮して、受験年齢を3歳に前倒しすることを検討しているとか。なので親たちの間で「Day 1 (生後1日目)から準備しよう」という、冗談のような合い言葉がささやき始めている。

というのが、ざっとした内容。

ニューヨークでは、とっても評判のいい(でもって高い)保育所に入るために18ヶ月待ちとかあるので、妊娠がわかったら申し込みをする、とウソだか本当だか、そういう話があるので、生後1日目から準備、というのはありえない話でもない。

ただこのGTプログラムへ行っている子どもたち、皆似たような子どもたちなので、教室の雰囲気がちょっと異様だという話があったり(つまり偏っているわけだからね)もする。

ハーレムの場合だと、公立学校のレベルがよくないので、チャータースクール(公立と私立が混ざり合った感じ。独自のプログラムを持っていて、基本タダ。プログラムがしっかりしている)がたくさんある。でもこれ、抽選制。なので当たらないと公立の学校へいかざるを得ない。

でも4歳でテストを受けたり、5歳で抽選。
そんな低い年齢で自分の人生が決まるというのは、なんちゅーところ。

もちろん、実力があって、辛抱強い性格だったら、高校で受験していいところへ行けたりもするだろう。でも、授業中、座ることができない生徒たちに囲まれたら、いくらなんでも勉強することへの情熱って萎えると思う。

獅子丸がまだ小さいから、途中で転校ができるのか、編入ができるのか(公私立ともに)ということはわかっていない。そういったオプション、欲しいよね〜。

ちなみにあたしの知り合いで姉弟をGTプログラム受けさせて見事合格させたお母さんがいますが、話を聞いていると、授業がすんごくよろしいようで(さらに通っている親たちが教育熱心)、やっぱり獅子丸に受けさせようかなーと、ふと考えたりしている。

それから今日の日経新聞に書かれたことをわかりやすくオカン友だちが書いているので、そちらもお読み下さい。

ああああ、帰ったらいろいろ資料、集めないとー。




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2010/07/29

おうちへ帰りたくないの

7月7日から通い始めたご近所の保育所。
通い始めた当初は、泣いて泣いて泣いて、大変だった。

親の都合で勝手に日本に連れてこられ、心許せるのがおかん1人なのに、じゃあ、あんたはこっちへ行ってね、おかんはおかんで自分の道を行くわ、と言われても、そんな簡単には納得できないよ。

日本語話せるからいいじゃない、と言われても、基本は英語だから、ストレスな日々。

生活様式は違うし、お気に入りのテレビ番組、毎日遊んでいたオモチャはないし、仲の良い友だちとも遊べず、同じ年だからって、おかんの友だちの息子と仲良く遊べと言われてもさ……。

それでも子どもの適応能力というのは、親が驚くほど早いもので、通い出して15日目、迎えに行ったら「帰りたくない」と言い出した。

預ける時間は朝の8時半から午後6時まで(といっても、実際の時間は9時からだいたい5時過ぎぐらい)。いつものように5時過ぎに迎えに行ったら「もっと遊ぶの」と一言。

獅子丸が通っている保育所のおおよそのカリキュラムはこんな感じ。

●午前中のアクティビティ(今は暑いのでもっぱらプール)
●ランチ(お肉と野菜のバランスが素晴らしい。必ず野菜系スープがついている。獅子丸は最初、何も食べないで麦茶を飲んでいたらしいけれど、最近は白米orパン、タンパク質もの、にんじんちょっとにスープの汁のみ食べるらしい)
●昼寝(だいたい2時間くらい。最初の頃は淋しくって泣いていたらしいけれど、ここ数日寝るようになった)
●スナック(甘いものだったり、おにぎりだったり。昆布がついてくるよ)
●午後のアクティビティ(リトミック、体操、英語があるようだ)

多分、以上のカリキュラムが終わるのがだいたい4時くらい前後。

その後は、テーブルに座って絵を描く、粘土する。
おままごと、プラレール、ブロック(デュプロ、普通の。学研の)チームに分かれて、好きなことをして遊ぶ時間になる。

獅子丸はほとんどと言っていいくらいにチーム・プラレール。

迎えに行くと、だいたい皆、同じもので遊んでいるよね。
ブロックが好きな子はブロックで、獅子丸のようにプラレールで遊んでいる子はプラレールで。

一度、獅子丸が大好きなYちゃんと一緒におままごとをしていたこともあったけれど(驚きだ! それも夫婦役だったみたい(笑))、基本はプラレール。

「帰らないのっ!」と、昨日は泣き出したくらい。

帰り際に先生たちから「あれ〜、獅子丸くん、いつもと逆だね」とも言われ。

その前日は「なんで迎えに来たの?」と言われたくらいなので、ようやく慣れたか。

朝はいつも気分屋で、母に対しても態度がめちゃくちゃだったけれど、今では安定して、にこにこしながら母と話しをしたりしているから、彼の中で、何かが納得したのだろう。

帰ってきて1ヶ月ちょっと。

獅子丸、やっと日本に慣れたようだ。

さて、今日からお迎えの時間は6時前ってことで。





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2010/07/11

保育園には行かない

「お母さんはぼくを置いていっちゃダメなの」
2日目の帰り道、自転車の後ろの席から獅子丸が言う。

初日、なんとが無事に終え、おお、思ったよりも楽勝? なんて思っていたけれど、やはりそうは問屋が卸さなかった。

晴れた日は近所の公園に行くので、肩からかけられる水筒が必要と言われた初日。
さっそく新しく買ってきて「これ保育園に持っていくよ」「うん♪」みたいな会話が行われた朝。しかし保育園に着いたら「いやだああああ」と泣き叫ぶ。

実は初日、獅子丸の担当の先生がお休みで、代わりの先生が相手をしてくれた。

ああ、これってどうなんだろう、獅子丸的には。

なんかそれって個人的にはなかなか良い感じだなあと思っていたのに、つかまされたのは偽物? みたいな気分。

それに生まれたての獣って、目の前にいる大人を「お母さん」と慕うわけでしょ?
獅子丸もがんばって慕い始めていたのに、「実はお母さんじゃありませ〜ん」と言われるのもねえ。

担当の先生も悪い人ではないし、これから付き合っていく上で仲良くなるとは思うが、時間がかかりそうだよなという印象は否めない。

2日目は30分近く一緒にいて、置いてきた。
久々に見た、獅子丸の大泣き。

そして2日目も食事せず。
白いご飯が出たのに「ふりかけがないと食べられない」ということで、お茶のみ飲む。でも2日目はみんなと一緒にテーブルに着いたとのこと。ってことは、初日は席に着かなかったってことか?

昼寝の時間にやはり泣いて、こんな会話がなされたそうで。

「ニューヨークに帰りたい」
「いいね、先生もニューヨークに行きたいな」
「えー、どうして?」

ま、住んでいるものとしてみれば、ニューヨークに行きたいと他人が言うのが不思議だろうし、ニューヨークを知っているというのも理解できないことかもしれない。距離感がまだつかめていない時期。

その日は午前中にどろんこ遊びして疲れたせいもあるのか、先生に背中をとんとんされて寝たようだ。

3日目は朝から「行かない。獅子丸は行かないの!」と主張。
しかしおかんは連れて行くから。

しぶしぶ諦めて自転車に乗って、保育園まで。
無言の獅子丸。いったい何を思っているんだろうか。
保育園のビルの下で「自転車から降りない」と言い張ったけれど、近くの踏切で電車が通過するのを見てから、階段を上がり始める。

扉を開けたら、みんながいる部屋の中に入りたくないと叫ぶ。
どうやら獅子丸は大人数の中でぐちゃっと遊ぶのがいやみたい。
そういえば2日目も、となりの自分のクラスに行きたいと言っていたっけ。

いやだ、いやだ、いやだ、行かないの。
獅子丸の靴をあそこ(下駄箱の中)に入れないの。入れちゃダメなの。


「そういえばH(あたしの兄)も、幼稚園に行きたくないって、テーブルの柱に毎朝しがみついていたわね」と母。「友だちのKくんも泣き叫んでいたって言うし」

「うちもさあ、最初の1ヶ月目は泣き叫んで大変だったよ。やっと慣れたな、と思ったところでGWに入ってまた振り出しに戻ってね」と、去年の4月から保育園に通い出した友だちの息子くんの話。

「女の子のほうが精神的に大人だからね」というのが男の子を持つ親の共通意見。

慣れるまで1ヶ月くらいかかるのかなあ。
獅子丸の行っているニューヨークの学校とはまったく違うし。

と言っても、3日目は初日にいてくれた先生がいたし、お散歩のときにはしっかりもののお気に入りのYちゃん(実は一つ年上ということが判明)とおててをつないでお散歩に行って、楽しかったようだ。

ランチは相変わらず食べなかったようだけれど、いいよ、もう。
かたくなな獅子丸だけど、お腹が空けば食べるだろうし。

「じゃあぼく、もう帰るからね」と、朝大泣きしたのがウソのように、クラスメイトに言っていた獅子丸。

なんだ、5時半くらいの遅い時間のピックアップになっちゃったけれど、大丈夫そうじゃん。楽しそうじゃない。

「うん、楽しかったよ」

おお、笑顔がきらきらしていうぞ。
そうかー、よかったぞー。
先生にもちゃんとさようならの挨拶してるじゃん。

「でももう行かない」

新しい週の幕開け。
先はまだまだ長そうだ。





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2010/07/01

予防接種はアメリカへ習え

7月に入って、そろそろ獅子丸をどこかへ預けようと思案中。

すぐ見つかるさ〜と思いつつ、4月の半ばに電話したらそうは問屋が卸さない状況であせったあたし。といっても、一応場所見も兼ねて目安をつけていたところへ行ってきた。

ら、ラッキーなことにちと高いけれど行かせたいなー、それも隣駅で自転車も止められて仕事に行ける〜という場所に行かせられることに決定。

やりましたー。
ぱちぱちぱち。

さ、おかんもこれから仕事を探します。
でもその前に、一週間くらい1人の時間が欲しいわ。
漫画喫茶にも行かなくっちゃいけないし(笑)。

入園手続きがなんやかんやとあって、その中に健康診断も含まれていた。

園指定の病院に行ってきた。
今まで獅子丸がどんな予防接種を受けてきたか記録された紙も、もちろん一緒に持っていって。

そうしたら「うん、全部やっていますね。あれ、でもXXが受けてないのかな」と、先生。アメリカの予防接種予定表なるものと見比べている。

「今、何か受けなくっちゃいけないものってありますか?」
「日本脳炎ですね」

日本脳炎!

アメリカに帰るんだったら必要ないと思うんですが……いかがでしょうか。



アメリカは生後まもなく予防接種をがんがん(本当にがんがん。たしか1度に3本とかあったし)打っていく。でも日本は確か最低半年待ってから打っていくはず。

そんな話を先生にしたら「日本はねえ、遅すぎるんですよ。アメリカが世界で一番正しいことをやっていますから、アメリカ式にしたいんですけれどね」

えー、そうなんですかー。

「アメリカはね、子どもが病気になったらどうする、ということを第一に考えています。でも日本は薬を打ったことによって起きる副作用のことばかり考えているんです。
「ああ、自閉症とかね。でもそれはほんの一部のお母さんの意見でしょ? そうそう、芸能人とかね。でもそれは、本当に少ない確率なんですよ。正しい情報というのをきちんと見極めて欲しいですよね」

なるほど。

獅子丸は元気一発で生きているからいいけれど、副作用にかかってしまった子どもを世話しなくてはいけなくなった親の気持ちもわかるじゃない?

なんだって表があって、裏がある。
なので100%正しいということは、もしかしたらないのかもしれないけれど、今回の考え方って、日本とアメリカの違い、はっきりしていて面白いなあと思った。

ちなみに健康診断の結果ですが

4歳目前にて身長が102センチで体重が15キロ弱でした。

そうかー、100センチ越えたかーとちと感動。




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2010/06/22

祝! ギブス外れたよ

5月11日に右腕を骨折し、先生からは「全治6週間」と言い渡された獅子丸。

さくっと計算して、ギブスが外れるのは今月末だなと思ってはいたけれど、とりあえずその前に外科に行って、実際どんな状況か説明しておこうと思って今日、行ってきた。

「え、全治6週間って言われたの? う〜ん、じゃあ、とりあえずレントゲン撮ってどういう状況か見ましょう」

と、どういった状況で骨を折ったとか説明しようとしたら、レントゲン見たら何もかもわかるから大丈夫なんだって。さすがプロ。

レントゲンの結果は「骨はくっついていますよ、大丈夫です」とのこと。

日本に来る前の10日にも病院に行って、レントゲンも撮ってもらっていた獅子丸。
そのときは「8割がたオッケー」と言われていた。
うん、確かにちょうど1ヶ月って感じだもんね。

「全治6週間なんてアメリカはがっつりやるんだね。子どもの骨折なんて、複雑じゃなかったら4週とか5週で大丈夫だよ」と先生。
そうなんですか?

アメリカにあるのと同じ、音だけがうるさいカッターで獅子丸のギブスをざくざく。

今どきのギブスは包帯にジェルが塗ってあるようなやつが全世界で主流だそうだ。
それもメキシコ産なんだって。

へええええええ。

ギブスが取れてうれしいのかうれしくないのか、複雑な顔をしている獅子丸。
まあ、そうだろうな。

肌はぶつぶつしていて、手首にもかさぶたのようなものがあったり、肘裏に擦り傷のようなものがあったり(きっと落ちたときの傷だろう)と、おかんも久々に獅子丸の腕とご対面。

「リハビリはしません。動かすのがリハビリだから。本来なら包帯とか巻くんだけれど、子どもだからいいよ。でもね、公園でぶらさがったりするものでは遊んじゃダメだよ」

って、すいません、ギブスしているときからかなりぶら下がっていたんですけれど……

と伝えたら、先生ならず、看護婦さんたちも驚いた顔していた。

「よく、くっついたね」とも言われた。

ええ、本当に。

獅子丸はこれから、おりゃー、うりゃーと遊ぶのかと思ったら、なんだか勝手が違うようで、右腕をかばっている。

「これから痛みがでてくるかと思いますから、そうしたら湿布してあげてください。ぶわっと腫れたら、また来てください」と、朝の忙しくない時間だったせいか、先生と看護婦さん合計5人ほどに見送られ。

とりあえず肌のトリートメントから始めましょうか。








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2010/06/11

終業式

昨日、10日は獅子丸の行っている学校の終業式だった。

日本でいえば、二年保育の一年目終了ってことかな。
なので、一つ上のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちにとってみたら、卒業式。

アメリカに来た当初は「えー、6月が卒業式で、9月が新学期なんてへん」なんて思っていたけれど、郷には入れば郷に従いまして、今じゃなーんの違和感もない。

ところがこの日は、獅子丸の検診日。
日本に帰る前にチェックしたいということで、最後の日は参加できないかも、と校長先生に言ったら「そんなことはダメだ。病院に電話して予約時間を変える!」と息巻いてくれまして、案の定、予約時間、変更してくれまして、無事参加。

卒業する子どもたちは、ドレスやらタキシード(!)やら、きちんとした格好。
そんな中にお下がりのポロシャツもどきに膝がすれ始めているカーキーパンツなんて出で立ちで送り出してしまったおかんは、世間知らずね〜。

やっぱり白シャツ黒パンツ一式はマストだな。

案の定、前回のブログで書いたようにロミオとジュリエットの劇が展開され(かわいかった)、その後は子ども一人一人に1年間よくやりました的証明書をいただいてお終い。

ウチは検診があったので早めにもらって、最後の挨拶もよくしないで(獅子丸的には、もう会えない友だちたちに別れの挨拶もせず)病院へと行ってしまって、なんだか終わり方が中途半端。

でも、同じ学年の子たちはほとんど来るし(確か一人だけ遠いから辞めるとのこと)、でもって、下から来る子の内二人はなんと日本人の血をひいている!  

一人は純日本人で(って、こっち生まれだからアメリカ人なんだけれど、両親が日本人)、もう一人はウチと同じ、黒人とのミックス。



2005年末に妊娠がわかって、ハーレムで子どもを育てていくなんて、一体どうなってしまうんだろうと不安で仕方なかった。

数多くある公園は汚いし、親が自分の子どもに向かってカースワード(Fワード)を叫ぶし、怪しげなおっちゃん、おばちゃんたちが多くいる。

ストリートを歩けば、ゴミは道にがんがん捨てていく人たち、Fワード混じりでケンカしている人たち。

ハーレムにある公立の学校のレベルの低さ(なんてたって席に座って授業聞いていられない子どもたちが多いからね!)に頭がくらくらした。

でも実際に産んでみて、子育てを始めてみたら、ダウンタウンよりも安いから、ということで引っ越してきたヨーロッパ系白人が少しずつ増え始め、教育意識の高い黒人のお母さんたちとも仲良くなって、もちろんハーレムに住んでいる日本人家族とも仲良くなって、自分が想像していた状況とは違っていた。

今、獅子丸が通っている学校も(ウチから歩いて5ブロック)、公園で知り合ったフランス人とベトナム人のミックスのお母さんが教えてくれて、娘さんが獅子丸と同じ年で、この9月からも一緒に学ぶ。

獅子丸も、この8月で4歳だ。

あたしがハーレムに引っ越ししてきて、ボランティアをやりたいなと思って初めて参加したのが、4歳児が集まっている保育所だった。

もう、こんな年になったんだな、と、卒業式を見て、ちょっと感慨深くなってしまったおかんです。




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2010/05/21

ギブス、リニューアル

20日は病院へ。
獅子丸の骨折がどうなっているかの検診。

朝9時15分の予約。
おー、こうなったら遅くとも30分前に着かなくては……と思っていたのに、着いたのが9時半(涙)。そらー待たされます、ええ、がっつり。

1時間ほど待たされて、ギブスを作ってくれたドクターに再会。
レントゲンを撮ることを言われて、レントゲンを撮ってみた。

ら、くっついています、ちゃんと!
はやっ。

でもね〜、角度を変えたら、微妙にくっつき具合がずれているような……(汗)。

やっぱり、動かしすぎだったんだよっ、獅子丸っ!

と、心の中での叫び。

でも最新技術で(?)、すぐ見られるし、ダメだったら削除して、また撮り直して。それもタッチスクリーンでした。妙に関心。でもって富士フイルムか開発したものだったし。さっすが日本企業!

それからドクターにまた会って、なんと、ギブス破壊しておりますがなっ。

えー、あと5週間くらいあるのに……
新しいのをするとは言っているけれど、あの、仰々しい機会ないよ、ここ。

と思っていたら、高齢のインド系の先生が登場。
どうやらこの人が外科関係をしきっているようだ。

専門用語が多いから詳しいことはわからないけれど、どうやら最初のギブスの仕方にちと文句をつけている。

え……

あの……

最初が肝心って言うじゃないですか。
最初が甘かったら、骨のくっつきぐあい、やばくないんすか?

それでも順調だ、みたいなことを言っているようで、一緒に行ったぼくちゃんは終始ご機嫌。

そしてなんか粘着質な包帯を巻いてお終い。
乾いたら、固くなって、それがギブスってことらしい。

へええええええええええ。
石膏ギブスをずっとしているんじゃないんだ。

やはり医療も進化しているってことでして?

すごい細くなって、ある意味ラク。

いや、石膏ギブスのとき、腕が入らないから洋服どうすんべかーと焦った。
友だちから大きめの服をもらったり(本当に感謝)して乗り切っていたけれど、これなら今まで着ていたやつも微妙に入る、かも??

さー、新しいギブスにまた絵でも描こうか(前回はしっかりシンケンジャーの面々を描いた)。と思ったらさー、包帯が固まっている感じなので、表面がざらざら(肌に触れると痛い)。

表面をなめらかにする素材を使って、それから描くか。
って、そこまでやらなくても??



検診のあと、ランチ取って、それから公園。
砂場はね〜、避けて欲しいね〜。

細くなったギブス、わかります?

ギブスって、オランダ語だった。
本来は「
でも日本人には発音が難しいらしく、今のギブスになまったそうで。

英語ではキャスト(cast)。
配役なんかと同じ単語。
面白い。

でも本当に日本語のカタカナ語っていろんな国の言葉を網羅して、こういう時、困るよね。
ホッチキスしかり(ドイツ語。英語だと、ステイプル)。



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2010/05/15

公園デビュー

獅子丸の骨折に関しては、たくさんの方から「大丈夫?」メールをいただきました。
どうもありがとうございました。

骨折してから3日目の14日金曜日、ついに公園デビュー(笑)しました。



冷静に考えれば骨折って病気じゃなくって、怪我だから外で遊んでもいいんだけれど、獅子丸、ショック受けちゃっているので(それとともに天気もそーんなによいってわけでもなかったので)、家でおもちゃ箱をひっくり返しながら遊んでいた。



実は骨折をした翌日、よく寝ていないのに無理矢理学校に連れて行った。
家にいても落ち込むかな〜と思ったのが理由だし、学校に電話しても、同じようなことを言われたので連れて行った。

ちょっとの時間、預かってもらえたので、その間に薬を買ったり、キャラメルを買ったり、がんばって我慢したご褒美を買いに行ったり。

でもその夜、義理母から「そんなことするなんて信じられない! 家でじっと静養させないとおおおおっ」と怒られた。

そ、そうですか?

でも翌日の木曜日はさすがに疲れたのか、獅子丸おん自ら「学校休む」と言ったので休ませた。

ご飯を食べるにしても、片手でスプーンやフォークを持って食べるのは辛いみたい。お皿が動いてしまって、それを固定できないし。

なので昔よくやっていたように、お米を小さなボール状態にして(まさに、ライスボール)、指でつまめるようにした。

数日は、骨が折れたのと、むりやり矯正したのとで痛いようで「痛い、痛い、痛いっ」とよく叫んでいたけれど、処方してもらった痛み止めの薬をなるべく与えたくないので、言われる度にキャラメルやら、出汁昆布を食べさせたりして、気を反らせた。

もちろん眠る前は、睡眠薬も兼ねてあげてはいるけれど、一日一回ですむのなら、それに越したことはない。

本人もじょじょにギブスしていることに慣れてきたようで、木曜日の夜は、ごろごろ自分からひっくり返ったり、ちっちゃくジャンプしたり。

だって3歳、動きたがりざかり。

ということで、公園に行ってもがんがん上に上がりたがって、でもって滑り台もがんがん滑って……。

だーかーらー、そうやって下から上がって「飛行機のように(本人曰く)落ちちゃった」んでしょー。なんで同じコトやるんよーっ。

反省の色、なし。

だんだん腕を支えている布が後ろに回っていって、最終的には「いらない」。
なしで遊び始め。

でもそっちのほうが腕が使えるから、自分一人で階段とか、鉄の棒の階段とか(写真の階段)とか上れるからいいかも。

こっちの公園は下に衝撃をやわらげる、靴底のようなマットが敷いてあって、その上でのけぞったり(ため息)うつぶせになったり(あー、やっちまった)。

ギブスの周りに巻かれている包帯、真っ黒……。
ああ、取り替えたい。
20日が検診だから、ちょっと包帯もらってこないと。

でもって「痛い」と言ったら、甘いキャンディーがもらえると思っているらしいところが、また、このくそガキがーって気分。

「痛い、痛いっ」
「昆布食べなさい」

そんな会話が繰り広げ始めてる、我が家です。

獅子丸、完全復活。




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2010/05/11

獅子丸、骨折。

2時50分。携帯のベルがなる。
電話の相手はぼくちゃん(旦那)。

緊急以外は仕事中に電話してこないように、と言っているのにまたかよーと思って電話を取った。ら、

「獅子丸が骨を折った。XX病院のERにいるから今すぐ来い」と言う。
「今、妹のRも病院にいて」とも。

え、誰が骨折?
病院?
でもって、どうして義理妹が病院に???
というか、いつ、どこで、どうやって骨折?

と聞いてもパニックっているぼくちゃん。
義理妹が電話を替わって「獅子丸、何かアレルギーある?」「ないよ」「ないって」と、看護婦に伝えているみたい。その向こうから獅子丸の大泣きしている声がする。

「アキツ、獅子丸、公園で遊んでいて右腕を骨折したの。XX病院のERにいるから」と、冷静にあたしに伝えてくれる。

仕事を早退して、お金をおろしてタクシー拾って病院へ。
病院へ着いたら、獅子丸はちょうどレントゲンを撮り終えたばかりだった。

獅子丸はベッドの上で落ち着いていた。
というよりも、薬を飲まされていたので、ぐったりって感じ?

「あたしがどうして病院に来ていたかって? 体調が悪くって、ERに来ていたの。そうしたら子どもの泣き声がして、甥っ子(獅子丸のこと)の声に似ているな、似ているなって思ってみたら、獅子丸が知らない男の人に抱かれていて(彼女からは獅子丸の顔しか見えなかったのだ)、ちょっとって思って行ったら兄だったのよ(笑。」

「ドクター、ドクターって叫んでいてね。あたしが頭は? 顔は? 痛くないのって聞いても痛くない、痛いのはここだって、左手で右の骨折ったところを指定していたのよ、冷静にね」

「あたしも骨折したことあるから、どれだけ痛いか知っているわ。看護婦たちが何かしようとしたときに、とにかく痛み止めを先にちょうだいって叫んだのよ(笑)。ね、今は薬が効いていて、落ち着いているでしょ。」


ぼくちゃん曰く、学校が終わった後、いつもの公園でいつもの友だちと遊んでいた。
滑り台の上から友だちが降りようとしていたのに、獅子丸は下から上に上がっていって、上のほうでぶつかって(というよりも、多分よけたんだと思う、獅子丸が)、獅子丸が落ちた。その時に右腕を着いて、ぐきって感じ。正確にはぽきっ、じゃないかな。


こんな感じに折れています。

レントゲンを見る限りでは、写真で曲がっている部分がキレイにぽきっと、本当に棒飴なんかを二つにぽきっと折った感じで、複雑骨折じゃなかった。

レントゲンを撮ってくれたドクターは「キレイに折れているし、まだ小さいから簡単にくっつくよ。大丈夫、大丈夫」と言ってくれた。

あたしはタクシーの中で、まったく状況がわからなかったし、もし複雑骨折だったらどうしよう。
日本へ帰れるのか? 帰れなかったらまたキャンセル? でも一度しているから、25万円ほどパーだよな。帰ったほうがいいか? でも日本で保険ないから……

なんて考えたり。

だって複雑骨折とかって全治三ヶ月とかって、ドラマや漫画で言うじゃないですか〜。

でもキレイに折れているし、だいたい6週間くらいで治るとの話だから、一安心。
おっし、日本へも帰れるぞ、と。

それから、手術をしないといけないとか(2本折れているから)、まだ小さいからギブスで固定するだけでいいとか、話がちょっと迷走したけれど、結局手術をしない方向に決定。

なんだかものものしい大型な機械は入ってくるわ、その前に心電図を取るためのコードを身体につけられるわで獅子丸、不安大。
大きな目を見開いて、うるっと涙目になっているのに泣かない。
小さいなりに、すごーくがんばっている。

その姿におかん、ちょっとうるっときたり。

ギブス製作のときは病室の外に出されて、待つのみ。

麻酔を入れたのに、折れた骨を強引に(だろうな、どう考えても)元の位置に戻すわけだから、すんごい痛いはず。獅子丸の泣き声が響く。

はっと目を上げると、向こうにいる看護婦と目が合って「大丈夫だから、来ちゃだめよ」という顔をされる。

待つこと数分。
また泣き声が聞こえる。
今度はだんだん、だんだんと大きくなって、叫びへとなっていった。

「マミー、マミー」と獅子丸が泣き叫んでいる。
でも、あたしは彼の側に行くことができない。
獅子丸は、泣きやまない。

少し経ってから、看護婦があたしを呼ぶ。
ぼくちゃんと義理妹も立ち上がったけれど「お母さんだけ」と言われていた。

入ると

獅子丸の

右腕全部

ギブスで装着されていた。

正確には、右肩よりやや下から、曲げられた形で手の甲まで。

泣いている獅子丸。
「お母さん、だっこ、だっこおおおおお」と言っている。

おかんも抱っこしてあげたい。
だってとっても不安だもんね、獅子丸。

しかし抱っこすることはできない。

「これでもう大丈夫。あとは乾いたらレントゲンをもう一回撮って、それで帰れるから」

って、またレントゲン〜〜??

獅子丸の骨折は全治6週間。
日本に帰るんだけれど〜と言ったら、書類を書いてあげるから日本でギブスを取ってくれとのこと。
ま、ギブスなんてどこでだって取れるからね。

帰れるぞ、日本へ。
まずは一安心。

それから家に帰るまで3時間ほどかかったんですがー。
本当にどうにかして欲しいぞ、あのシステム。
獅子丸もぐったりだけど、おかんもぐったり。

そして男の人って本当にこういった時、役に立たないんだよね〜と痛感。
ぼくちゃんだけかなあ。

ただの骨折だってのに「明日は学校へは行けない」とか(ただの骨折だって!)、目がうるんでいたり(生きているし、頭打っていないから!)。あと「だからオレがいつも言っているだろう、Be Carefulって」って言ってもねえ……気持ちはわからないでもないけれど、これを教訓にして生かすわけだから、心配しているのはわかるけれど、ね。

ま、これで「落ちると痛いんだよ」ということがよくわかっただろうし(やっぱり骨折るくらいなこと、一度はやっておかないとね)、「落ちても折れない骨になろうね」と言って、最近すっかりご無沙汰になっていた小魚系を食べるようにしてもらって〜。

というよりも、好き嫌いがちょー激しい獅子丸なので、これをきっかけに、一口でもいいから「それを食べると、骨、折れなくなるよ」と言って、いろいろ食べてもらいたい。

あとは、ギブスに何の絵を描こうかな、とか(笑)、腕をサポートするやつが紺色なので、白いマーカーとか買ってこないとダメかな、とか(笑)、そんなことを考えてしまっているおかんです。

それよりも、洋服どうしよう……。
これが一番頭イタイっす。




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2010/05/04

シンケンジャー祭り、開催中(笑)。

2日日曜日に、ニュージャージー州にある日系スーパー「ミツワ」に行ってきた。
何年ぶりって言うくらい。

なんで行ったのかというと、『侍戦隊シンケンジャー』を教えてくれたAM家のおうちにシンケンジャーふりかけがあって、それをミツワで購入してきたから。
そらー買いに行きますがな、もちろん!

ってことで、AM家と一緒に行ってきて、ふりかけ、3袋も買っちゃったよ。
ちょうど子どもの日関係グッズとかも売っていて、ドラえもん付き鯉のぼりに柏餅も買ったぜ。
でもって帰りにはミッドタウンにある紀伊国屋に行ってシンケンジャー関連の絵本(というのだろうか。ムック本?)を購入。

あのさー、あたし来月日本に帰るのにぃ。
1000円が17ドル50セント(涙)。税込みで19ドルちょい。ほとんど倍(涙)。
ひどい、ひどすぎる。

フィギュアとかも17ドル99セントですよ、奥さん!
7ドル99なら考えるけれど、18ドルなんて論外。
それも一体だけじゃだめだしね〜。

獅子丸はフィギュアを使って、脳内シンケンジャーごっこをするので買ってはあげたいが無理。日本に帰って、楽天とかで探します(一体300円くらいで売っていないかな)。

とまあ、シンケンジャー祭りが行われているだけれど、オカンはオカンで、シンケンレッドをやった松坂 桃李くんにちとやられ中。


いやー、がんばって欲しいわ。阿部ちゃん(阿部寛のことね)のようにバケて欲しい!

獅子丸は獅子丸で「お母さん、これ、どうやって書くの?」と、シンケンジャーたちのシンボルである漢字「火」「水」「天」「木」「土」「光」を紙に書き出している。
そうか、おぬし、やはりモジカラ(文字力)強いのね〜。
気がつけばABCや数字を書いているからね。


おっしゃ、漢字のサイトをダウンロードしてお勉強しましょうか。
好きなだけ、がんがん書いて下さい。


と、相変わらず脳内は主題歌の「ちゃんばらばらばら、ちゃんばら〜」が流れていて、まだまだシンケンジャー祭りは続きます。
















今回の獲物。
『完全ずかん』サイコー。
段ボールで作るシンケンレッドに獅子丸は涎。


ああ、作りますとも、作りますとも。





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